2020年 11月 27日 (金)

【きょうの格言】「部下と結婚するなんてみっともない」 なぜ女性は白馬の王子様幻想が捨てられない?(丸ノ内ミカ)

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   みなさん、こんにちは。丸ノ内ミカです。

   「女性登用30%目標」というのを聞いたことはありますか? 「2020年までに社会のあらゆる分野において、指導的地位に女性が占める比率を30%程度まで上げる」として、政府が2003年に定めた目標です。しかし、その後の企業へのアンケートでは、いまだ30%には遠い現実も明らかになっています。

   それでも、ひと昔前に比べたら、管理職やリーダー級のポジションに就く女性は格段に増えてきました。私、丸ノ内ミカが所属する「丸の内サバイバー女子会」のメンバーも、所属部署の部長や課長、直属の上司が女性という人も当たり前になってきています。

   ただ、表面から見える役職や立ち位置は「女性管理職」でも、彼女たちの心の中は、実際にはどうなのでしょうか。ひと昔前と比べて、マインドまで格段に変わってきているのでしょうか――。

  • 部下との結婚はありえないのか?(写真はイメージ)
    部下との結婚はありえないのか?(写真はイメージ)
  • 部下との結婚はありえないのか?(写真はイメージ)

「家に帰ってまで『課長』の延長ではしんどい」

   F乃さんは、40代。勤務先の所属部署で課長職を務める女性管理職です。直属の部下は4人いて、部下の男女比は半々。部下たちは全員F乃さんより年下ですが、一番年齢の近い女性部下とは1歳しか離れておらず、初めはやりづらさを感じたといいます。

「それでも、ベンチャー企業でマネージャーをしている女性の友人は、部下に10歳年上の男性がいると言っていましたので、そういうケースに比べれば、私はやりやすいほうかなと思います」

   F乃さんの仕事は、会社の中ではバックオフィス部門に位置づけられる仕事で、業務に対する慣れと高い専門性が必要とされるため、部員の異動はめったにありません。そのため4人の部下たちとは、かれこれ10年近く、一緒に仕事をしているそうです。

   そのうちの一人、F乃さんより8歳年下の男性部下のTさんは、非常に優秀で仕事のできる男性で、F乃さんは彼を高く評価し、仕事仲間として二人で一緒に飲みに行ったり、食事に行くことも少なくないといいます。そのため、飲みの席などでは周囲から、「F乃さんとTさんはお似合いだから、結婚しちゃえば~」などとからかわれることもあるそうです。

   とはいえ、結婚願望はあるというF乃さんですが、部下のTさんを結婚の対象として見ることは難しいと言います。

「Tさんが男性として魅力がないというわけでは決してないのですが、『部下と結婚するなんてみっともない』という気持ちが、どこかにあるんです。外に出れば、周りから女性管理職という目で見られますので、日頃から言動や行動には気を遣っていますし、今はハラスメントに厳しい時代ですから、冗談で言ったようなことでも取り返しのつかないケースになることもあります。外では常に鎧を纏っている分、プライベートでは楽でいたいというか。部下の男性と結婚したら、家に帰っても課長職の延長のようで、しんどそうと思ったりするんです。自分より格上の男性、自分より器の大きい男性に守られたい、という本音がどこかにあるんですよね。こんなこと、職場では絶対に言えないですけど」
丸ノ内ミカ(まるのうち・みか)
丸ノ内ミカ(まるのうち・みか)
早稲田大学第一文学部を卒業。金融系大手企業に就職してから、一貫して事務職やっています。10歳年下の夫と二人暮し。野球が大好き。シーズン中の週末は、ほぼどこかの球場に出没。東京・多摩出身。40代後半のアラフィフ。
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