賞与を当て込んでローンを組んでいる人はどうなる?
こうした結果について、ネット上では、こんな嘆息の声があふれている。
「業績を考えれば仕方のないことだ。そして、来年夏のボーナスはさらに厳しくなるのは明白。来年は相当なコロナ不況になってしまうだろう。ボーナスの減額、労働者の解雇増、自殺者の増加など、実体経済の厳しさを反映する数字がこれほど出ているのに、株価は29年ぶりに高値更新。わけがわからない」
「下がった金額で平均がこんな高いのか...。来年の夏はもっとひどくなると思う。ボーナスが出る、出ないではなく、雇用維持されているかどうかの世界になる」
「私の勤務先、今冬は賞与35%カットです。実際それくらいの売上減っているので仕方がない。まだ出るだけマシだと前向きに捉えていますが、生活は大変厳しいのが現実。土日でアルバイトでもして補填したいですが、会社規則で副業禁止なので出来ません。副業にたいして日本はもう少し寛大であるべき」
「一部のコロナが追い風になっている企業を除き...この状況で、ボーナスが払えるだけで、立派な事業者だと思いますね」
「賞与を当て込んでローンを組んでいる人は厳しいでしょうね。来年の夏ぐらいには、築浅の住宅が中古物件市場に大量に出るでしょう。すでに自分の生活圏でもチラホラ見かける。どれも、一昨年ぐらいに前に建った新築。ただでさえ毎月減収で、賞与もなしでは、今なんとか持ち堪えても、来年の夏もなしとなる可能性が高いから、その瞬間詰む人が続出しそうです」
「今までボーナスを貰える会社に勤めたことがなく、昨年入社した会社で今年の夏初めてボーナスが出る予定......でしたが、新型コロナの影響で業績が悪化し夏はボーナスなしでした。ただ、春先に数週間ほど休業したにも関わらず、お給料はほぼ満額保証されたので、不満はありません。もともと、お給料も高くはないですけどね。そして、たぶん冬もボーナスは期待できません...。ボーナスが貰える人たちはそのことに感謝しましょうね」
この声にはこんなエールの声が。
「(給料が)ほぼ満額保証なんて、とてもいい会社だと思いますよ。頑張ってください」
(福田和郎)