2021年 4月 13日 (火)

【社長の本棚 第1回】ハーバード・ビジネススクールで学んだ「競争戦略論」が人生を変えた(アクサ生命社長兼CEO 安渕聖司さん)

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知的好奇心が仕事人生を切り拓いてきた

――安渕さんはふだん、どのようなときに本を読んでいるのでしょう。

安渕さん「時間があればいつでも本を読んでいます。紙の本、電子書籍を問わず、いつも複数の本を同時に読み進めています。紙の本には付箋をつけます。キンドルには重要なところに『ハイライト』をマークして、後でパソコンでハイライト部分だけを再読します。読んでいるのは、ミステリーやSF、自然科学や歴史・社会分野が多く、ビジネス書は意外に少ないですね。学生時代から読書記録をカードやノートに付けています。蔵書はこれまでかなり処分して来ましたが、マンションの本棚には今も3000冊はあります。
また、『日経産業新聞』に『私の本棚』というコラムがあり、2009年から定期的に寄稿して、さまざまな分野の本を紹介しています。本の持つ力を再認識したのは、自分が本を書くという経験をした時です。きっかけは、社外での講演の参加者の中に、新潮社の編集者がいて、本の執筆を勧められたことでした。本を読むのと書くのは大違いで、1冊の本にどれだけのエネルギーと内容が必要かを思い知りました」

   そうして生まれたのが、「GE 世界基準の仕事術」(2014年、新潮社)だ。2006年にGEに入社したとき50歳だった。1年後にはGEキャピタルの複数の日本法人を統括するリーダーになった。「新しい人間でも積極的に評価し、昇格させていくGEという会社のすごさを改めて実感した」という。

   この本には、全員に求められるリーダーシップ、明確な基準が設けられている「評価」システム、経営トップもコミットする「人材育成」、GE独自の「仕組み」や心地良く働ける基盤となる「カルチャー」づくりなどが書かれている。

   安渕さんは、もう1冊「GEの口ぐせ」(PHPビジネス新書)も書いている。

   安渕さんは「知的好奇心が自分の仕事人生をドライブしてきた」と話す。三菱商事から、「ファンドの世界を知りたい」とリップルウッドに転籍。「投資銀行を経験したい」とUBS証券へ。さらにGEキャピタルでグローバル企業の経営を学び、そしてアクサへと転進してきた。

   常に学び、人とは違うことをしたいという安渕さんの傍らには、いつも本がある。(渡辺淳悦)


安渕社長の4冊。「ファクトフルネス」は社員にオススメの一冊

プロフィール
安渕 聖司(やすぶち・せいじ)
アクサ・ホールディングス・ジャパン株式会社代表取締役社長兼CEO
アクサ生命保険株式会社代表取締役社長兼CEO
1955年兵庫県生まれ。79年早稲田大学政治経済学部卒、三菱商事入社。90年、ハーバード・ビジネススクールMBA修了。リップルウッド、UBS証券を経て、2006年にGEコマーシャル・ファイナンスにアジア地域事業開発担当副社長として入社。07年、GEコマーシャル・ファイナンス・ジャパン社長兼CEO。09年GEキャピタル社長兼CEOに就任。19年4月より現職。
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