2024年 4月 25日 (木)

大学卒業式「心に響く学長の挨拶」はコレだ! 会社ウォッチ編集部が独断で選んだ珠玉の言葉(1)

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

立教大総長「いまこそ中島みゆきの『時代』です」

   歌で送る人も多かった。

東海大学の山田清志学長(公式サイトより)
東海大学の山田清志学長(公式サイトより)

   東海大学の山田清志学長は、英語でスピーチしたが、その中で紹介したのがサイモン&ガーファンクルの大ヒット曲「Bridge Over Troubled Water」(明日に架ける橋)の歌詞だった。

When you're weary
Feeling small When tears are in your eyes
I will dry them all
I'm on your side
もし君が疲れ果てて
ちっぽけに感じて
涙が溢れてくるときは
僕がそれを拭い去ってあげよう
僕は君の味方さ

   そして、こうエールを送ったのだった。

「この曲を通して、東海大学はいつもあなたの側にいて、あなたと一緒に歩いていることを伝えたいと思います。そして、本学がブランドメッセージとして掲げている『Think Ahead, Act for Humanity』を忘れないでください」
立教大学の郭洋春総長(公式サイトより)
立教大学の郭洋春総長(公式サイトより)

   立教大学の郭洋春(カク・ヤンチュン)総長は、中島みゆきさんのヒットソングの歌詞を卒業生に贈った。

「みなさんのコロナのつらい思いを受け止め、最大限の祝福をするかのように、(キャンパス内の)チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教像の横に咲いている木をご存知でしょうか。一見すると早咲きの桜のように見えますが、じつはアーモンドの木です。アーモンドはヘブライ語で『シャーカド』と言い、眠らないで目を覚ましていること、見張っていることなどを意味し、冬の休眠の後、真っ先に花を咲かせる木の一つです。それゆえ『よみがえりの命の初穂』の象徴なのです。まさにアーモンドは、コロナ禍であっても必ずや元の生活を取り戻すべく蘇らせてくれる希望の木なのです。ですから、みなさんも希望を信じ、4月からの新たな人生を送ってください」

   そして、郭さんはこう続けた。

「みなさんに、私は一つの歌を贈ります。この歌は私が中学校を卒業した頃に流行(はや)っていた歌ですが、今の時代にこそ相応しい歌だと思います。

今はこんなに悲しくて 涙も枯れ果てて
もう二度と笑顔には なれそうもないけど
そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ
あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ
だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう...
そう、この歌は中島みゆきさんの『時代』です。この歌は1975年に中島みゆきさん自身によって発表され、『日本の歌百選』にも選ばれている歌です。どうかみなさんが創る社会では、対立よりは協調を、叱責よりは宥恕を、妬みよりは礼賛が尊ばれる社会を、そして何より『ともに生きる』ことを理想とする社会を創って下さい。それこそが校歌に謳われている『愛の魂、正義の心』の実践にほかなりません。Glory to your future!(あなたの未来に栄光あれ)」
姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中