2024年 4月 24日 (水)

菅政権、組織委、東京都「みんな頭が真っ白!」 五輪強行の暴走を止められたのは森喜朗前会長だけって?

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小池百合子氏が「中止」を言い出せない事情

   日本側から中止を言い出すといえば、小池百合子都知事と自民党の二階俊博幹事長が、そのタイミングを狙っているのでは、という説が流れている。しかし、日刊スポーツ(5月20日付)「五輪組織委職員が漏らす悲鳴や苦悩 『中止すべき』世論の声に現場のホンネ」が、多くの組織委職員を丹念に取材し、真っ向から否定している。

「今、世論調査では6割が大会を『中止すべき』とするなか、組織委職員のホンネはどうなのか、取材した。永田町界隈では『小池百合子知事が中止を言い出すのでは』とのウワサが出始めた。7月には東京都議会選挙もある。女性初の首相を目指しているとされる小池氏は、パラリンピック後の9月にもある解散総選挙に都知事を辞して出馬するとの見方もある。そこに向けたインパクトで『五輪中止』を打ち出すのではとの臆測だ」
丸川珠代五輪担当相とバトルを再開した東京都の小池百合子知事
丸川珠代五輪担当相とバトルを再開した東京都の小池百合子知事

   ただ、この見方は現実的ではない。

「複数の組織委関係者が『さすがにそれはできない』と口をそろえる。『中止となれば敗戦処理をしなきゃならない。それを放り出して衆院選に出れば、その先はない。中止したら最後まで責任を取るしかない』と話す。ほかの組織委関係者も『9月には高齢者のワクチン接種が終わり、一般国民も打ち始めている。感染者も落ち着いてくる。衆院選の時には、なんで都知事は五輪を中止したの? という声が出てくるだろう。小池氏にとってはマイナス効果だ』と語った」

   と、日刊スポーツは書いている。

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