2024年 4月 20日 (土)

朝日新聞が「謀反」?「五輪中止」社説に海外メディアが「待っていました!」と飛びついた(井津川倫子)

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じつはIOCは「打たれ弱い」?

   「五輪中止」を訴えた朝日新聞の社説は波紋を広げているようで、掲載当日のTwitterのトレンドワードランキングでは、一時「#東京五輪中止」が1位に躍り出ました。海外からの注目も高まるなか、IOCや関係者たちはどう対応していくのでしょうか?

   最近でも、IOCの最古参メンバーのディック・パウンド委員は、英紙の取材で「アルマゲドン(人類滅亡)が起きない限り開催される」と発言するなど強行姿勢を貫いている、と報じられています。

   さらにバウンド氏は、ロイター通信の取材で、東京五輪・パラリンピック開催への批判は「(総選挙を控えた)政治的なポーズ」との見方を示して、予定どおり開催すべきだと強調したようですが、果たして、IOCはこのまま強行姿勢を貫くことができるのでしょうか?

   私見ですが、「強気一辺倒」のIOCに、最近は「打たれ弱さ」が見え隠れしている気がしています。物議をかもしているバッハ会長の「犠牲は必要」発言や、コーツ調整委員長の「緊急事態宣言下でも五輪は開催する」発言は、あまりにも世間の感覚とズレていて、言えば言うほど反感を買うばかり。日本国内だけでなく海外メディアの批判も高まる一方でしょう。

   それでは、「今週のニュースな英語」「blow」(打撃)を使った表現を取り上げます。

That's a blow for Olympics
(オリンピックにとって打撃だ)

That's a major blow for Olympics
(オリンピックにとって大打撃だ)

That's a severe blow for Olympics
(オリンピックにとって深刻な打撃だ)

That's a terrible blow for Olympics
(オリンピックにとってひどく打撃だ)

   東京五輪開催まで2か月を切るなか、ジワジワと追い詰められたIOCが「とんでもない失態」をするかもしれません。少なくとも、IOCや関係者が強行路線を修正しない限り、メディアとの戦いに火ぶたが切られたようです。

   ますますメディアから目が離せなくなってきました。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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