2024年 4月 18日 (木)

来春、高校で始まる「マネー教育」 親たちは子どもに「資産運用」を学んだらいかが?

「自分たちも学校で金融教育を行ってほしかった」

   さらに、実際に「自分のお金に関する知識に自信があるか」との問いには、「まったく自信がない」と「あまり自信がない」を合わせて全体の8割以上(81.2%)が「自信がない」と答えるありさま。「とても自信がある」と答えた人は8.0%しかいなかった。子どもとお金の話などできる状態ではないという親が大半だったのだ。

   そのため、「学校で学びたかったこと」(複数回答)を聞くと、第1位が「お金関係」(77.1%)、第2位が「仕事関係」(47.2%)、第3位が「人間関係」(39.0%)という結果になり、全体の約8割が、「自分たちの世代でも学校で金融教育を行ってほしかった」と訴えたのも無理はなかった=図表2参照

図表2:自分も金融教育を受けたかったという親が多い(松井証券作成)
図表2:自分も金融教育を受けたかったという親が多い(松井証券作成)

   では、金融知識を身に付けるためにどんな努力をしているのだろうか。約6割(58.3%)が「行っていることはない」と答え、実際に行動を起こしている人は、半数以下の41.7%という結果に。また、行動している人でも「金融知識を身に付けるために費やしている時間」を聞くと、平均時間は「週3.4時間」だった。

   さらに、実際に「金融知識を身に付けるために行なっていること」を聞くと、1位が「TV、ニュース、新聞などでの情報収集」(22.3%)、2位が「資産運用の実践」(18.2%)、3位が「YouTubeの視聴」(18.0%)という結果に=図表3参照

図表3:金融知識を身につける方法ランキング(松井証券作成)
図表3:金融知識を身につける方法ランキング(松井証券作成)

   年代別にみると、40歳~50歳代は「TV、ニュース、新聞などでの情報収集」(25.3%)が1位となる一方、20歳~30歳代では「YouTubeの視聴」(25.4%)が1位だった。

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