2024年 5月 5日 (日)

新春! 週刊東洋経済は「狙われる富裕層」、週刊エコノミスト「投資のタネ」、週刊ダイヤモンドは「ゼネコン不動産」を特集

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大型株の強さが目立つ

「週刊エコノミスト」2022年1月11日号
「週刊エコノミスト」2022年1月11日号

   「週刊エコノミスト」(2022年1月11日号)の特集は「2022 注目テーマ&企業 投資のタネ」。今年の株式投資のテーマを紹介している。

   巻頭の編集部のリポートでは、大型株の強さが目立つ、と指摘している。大型株の指標として、東証株価指数(TOPIX)構成銘柄のうち、流動性と時価総額の高い30銘柄を選定した株価指数である「TOPIXコア30」に注目している。

   コア30とTOPIXを比較すると、21年10月までは同等に推移したが、10月以降はコア30がTOPIXをしのいだ。コア30構成銘柄のうり、東京エレクトロン、日立などは年初来50%上昇した。

   証券会社や運用会社では、高値は3万1000~3万7000円で、年末にかけて高値をつける予想が多いという。「22年も3万円をはさむ安値と高値の間で売り・買いの好機が何度か訪れそうだ」と書いている。

ウィズコロナで株価はどうなる......
ウィズコロナで株価はどうなる......

   大川智宏氏(智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジスト)は、健全財務で成長が期待できる企業53社を挙げている。トップはノエビアホールディングス、次いでサービス業のレッグス、総合ネットセキュリティーサービスのイー・ガーディアン。時価総額が1兆円以上の大企業では、エムスリー、リクルートHD、キーエンスが選ばれている。

   また、山川哲史氏(バークレイズ証券調査部長)は、日本経済を展望し、22年なかばまでは一時的に高成長するが、後半から23年に再び低成長軌道へ、と予測している。巨額の財政政策によって一時的には伸びるが、政府の経済対策は、労働生産性の上昇につながる雇用流動化策など真の成長戦略を欠いている、と指摘している。

   「ウィズコロナ」関連では、外食は郊外立地が優位で、アウトドアブームも続く、という予想を紹介している。

   オミクロン株による新規感染者が年明けから増えている。いずれにせよ、コロナ禍の推移によって、今年も企業業績、景況が左右されることは間違いないようだ。(渡辺淳悦)

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