2024年 4月 25日 (木)

オミクロン急拡大で儲かる人、泣く人...内閣府「景気ウォッチャー調査」を深読み

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「予約ゼロ」「仕事なし」の旅行関係

   これに対して、「ガックリ」きている業界をみると――。

   まず旅行関係の落ち込みが深刻だ。

「まん延防止等重点措置が適用されてから、入りかけていた一般宴会はストップ、入っていた予約もキャンセルが相次ぎ、最悪の状況だ。個人宿泊もしかりで、どんどん減少の一途をたどっている。1月末~2月に、3~4日間の全館休業をせざるを得なくなった」(東海・観光型ホテル)
「年末年始までは航空需要が堅調に回復していたが、1月中旬からのオミクロン株の感染拡大により、ビジネス需要、観光需要が急激に減退した。道民割などの需要喚起策も休止となり、感染拡大が落ち着くまで回復が期待できない」(北海道・旅行代理店)
「感染爆発と、県の旅行補助キャンペーン中断のため、旅行の受注はゼロになった。今後も復活する見込みはない」(東海・旅行代理店)
やはり旅行関係の景気が心配だ(写真はイメージ)
やはり旅行関係の景気が心配だ(写真はイメージ)

   飲食店も打撃を受けている。

「1月上旬は、東京都内の感染者数がかなり増えたが、その割には変わりなく客が来店してくれた。まん延防止等重点措置が適用されてからは、予約が立て続けにキャンセルとなり、予約数がゼロとなってしまった」(南関東・レストラン)
「1月だけで70~80名分のキャンセルが出ている。客がまったく来なくなっており、開店休業が続いている」(東北・レストラン)

   タクシーやバスの運転手も厳しい状況が続いている。

「前々年比80%まで回復していたのに、けた違いの第6波が到来したことで人出が大きく落ち込んだ。外出や外食の機会が一気に縮小している」(北海道・タクシー運転手)
「当地にまん延防止等重点措置が適用されたことで、みな外出を避けている。夜の街も閑散としているため、売上が減少している」(北陸・タクシー運転手)
「オミクロン株によって、すべての仕事がキャンセルになっている」(甲信越・貸し切りバス)
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