どうなる!?今週の株式・為替マーケット!東京株式市場 米国の金融政策の行方を巡り、波乱含みの展開か東京株式市場見通し(12月12日~16日)日経平均株価予想レンジ:2万7500円~2万8400円2022年12月9日(金)終値 2万7901円01銭今週の東京株式市場の日経平均株価は、波乱含みの展開か。前週の東京株式市場の日経平均株価は、反発した。全般は軟調な展開で一時は2万7500円割れまで下落する局面もあった。だが、中国での新型コロナ規制の緩和が進んだことで、経済再開への期待感から週末に米国株が大きく反発。これを受け、日経平均株価も大幅上昇した。今週の日経平均株価は、米国の金融政策の行方を巡り、波乱含みの展開となりそうだ。13~14日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)の行方に、大きな関心が集まっている。米国では最終的に政策金利を5%超にまで引き上げるとの見方が多数を占めており、12月のFOMCでも利上げが実施される可能性が高い。その一方で、景気後退懸念が強まっており、これを背景に利上げペース減速を見込む向きも多く、先行きの金利観が大きく振れやすい状況だ。13日には米国の11月消費者物価指数(CPI)の発表もあり、米国の経済指標の結果にも目が離せない。東京外国為替市場 底堅い展開か...2023年も米国の利上げ続く可能性は高く東京外国為替市場見通し(12月12日~16日)ドル・円予想レンジ:1ドル=134円80銭~138円00銭2022年12月9日(金)終値 1ドル=136円56銭今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが底堅い展開か。前週のドル円相場は、ドルが反発した。米国の利上げ継続観測を背景に、ドルは一時1ドル=137円後半まで上昇した。中国の新型コロナ規制の緩和による経済再開への期待感も、ドルの下支え要因となった。今週のドル円相場は、ドルが底堅い動きとなりそうだ。米国の11月生産者物価指数が市場予想を上回ったことで、引き続き、インフレ懸念が意識され、米国の利上げ継続に対する思惑が強まった。13~14日のFOMCの行方が大きな注目材料だが、2023年も米国の利上げが続く可能性は高く、ドルが大きく下落する状況にはなさそうだ。半面、景気後退懸念も根強く、米長期金利が大きく上昇する可能性も弱まっていることから、ドルが大きく上昇する展開も見込みづらい状況だ。経済指標は、国内では12日に11月国内企業物価指数、10-12月法人企業景気予測調査、14日に12月日銀短観、10月機械受注、15日に11月貿易収支などの発表が予定されている。海外では、13日に米国の11月消費者物価指数、米国のFOMC(14日まで)、14日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長会見、15日に中国の11月鉱工業生産、中国の11月小売売上高、BOE(イングランド銀行)金融政策委員会、ECB(欧州中央銀行)定例理事会、米国の11月鉱工業生産、米国の11月小売売上高などの発表が予定されている。(鷲尾香一)
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