2024年 4月 27日 (土)

日銀の利上げに、どう対応するか?...ダイヤモンド「お金大全」、東洋経済「NHKの正体」、エコノミスト「NISA徹底活用術」を特集

新NISA、最大で1920万円分が非課税投資に

   「週刊エコノミスト」(2023年1月24日号)の特集は、「NISA徹底活用術」。株式や投資信託の運用益に税金がかからないNISAが大幅に拡充される。その賢い使い方をまとめている。

   政府は昨年12月、NISAのさらなる大幅拡充を決め、24年1月から始まる。現行制度との違いが大きいことから「新NISA」と呼び、区別している。

   メリットを生かして資産を築きたいなら、24年まで待つ必要はないという。23年は現行制度を利用して運用し、24年以降は新NISAで運用すれば、最大1920万円分の非課税投資ができる。

   新NISAの拡充点をまとめている。名称は「一般NISA」は「成長投資枠」に、「つみたてNISA」は「つみたて投資枠」にそれぞれ変わる。

   非課税期間が無期限になる、年間投資枠が増える、非課税となる最大投資枠が増える、両者の併用が可能になる、非課税枠の再利用ができる――こういったメリットがある。

   新NISAを利用すると、1年間で最大で360万円投資できる(成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円の合計)。リタイアした60代、70代は、銀行の定期預金を一部解約してNISAに移して運用し、配当金を生活費の一部にする手もあるようだ。

   新NISAはどんな人に向くのか。株式評論家の山本伸氏と経済ジャーナリストの荻原博子氏の対談も興味深い。「使ったほうが得なのは明らか」という山本氏に対して、荻原氏は「値下がりしたら損が膨らむ」と慎重な構え。

   政府が投資を勧めるようになった時代。経済や株式市場についても自分で勉強することが欠かせないことを痛感した。(渡辺淳悦)

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