「3分の1に値下げ」で釣るネット通販「偽サイト」にご注意! 本物そっくり、見破る7つのチェック方法、もし騙されても3つの対処法がコレ
2023.02.04 17:45
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偽サイトと気づいたら...まだ間に合う方法がある
国民生活センターでは、「通販サイトで商品を注文する前に、偽サイトの特徴を知って、少しでも怪しいと感じたら取引をやめよう」として、偽サイトがどうかのチェックポイントをこう紹介している。
(1)サイトのURLの表記が、ブランドの正式な英語表記と少しだけ異なる。
(2)日本語の字体、文章表現がおかしい。
(3)販売価格が大幅に割引されている。
(4)事業者の住所の記載がない。住所が記載されていても、調べてみると虚偽だったり、無関係の住所だったりする。
(5)事業者への連絡方法が、問い合わせフォームやフリーメールだけ。
(6)支払い方法が、クレジットカード決済のみ、銀行口座等への前払いのみ、代金引換サービスのみなど、限定されている。
(7)通販サイト内のリンクが適切に機能しない。
もし偽サイトに注文したことに気が付いたら、どうしたらよいだろうか。対応は支払い方法によって異なり、素早く対処することが大切だ【図表2】。
【クレジットカードの場合】
(1)すぐにクレジットカード会社に連絡する。
(2)日ごろからクレジットカードの利用明細を定期的に確認し、不正利用の被害を早期に把握する。
(3)万が一不正使用に遭った場合の被害額を最小限にとどめる対策として、クレジットカードの利用限度額を見直すことも一法だ。
【銀行口座等への前払いの場合】
(1)すぐに振込先金融機関に連絡し、振り込め詐欺救済法による救済を求める。
(2)併せて最寄りの警察に被害を届け出る。
【代金引換サービスの場合】
(1)注文直後に偽サイトであると気が付いた場合、電子メール等でキャンセルの連絡をする。連絡をすることで商品が届かずに済んだケースがある。
(2)荷物が届いた場合、代金を支払う前に送り状の「依頼人」の情報を確認し、注文した販売業者とは違う場合は、代金を支払わずに受け取りを拒否する。
(3)代金を支払い、中身を確認して「偽物」とわかった場合は、宅配業者等に返金を求めても、原則返金には応じてもらえない。販売業者や送り状の「依頼人」(発送代行業者などの場合もある)に連絡し、返品、返金を求めることになる。
何よりも、通販サイトで商品を注文する場合は、偽サイトかどうかのチェックポイントをしっかり確認することが大切だ。(福田和郎)