2024年 5月 7日 (火)

ニーズ高まる録画面接ツール「ITSUMEN(イツメン)」、応募者のミスマッチ解消&コミュ力の「見極め」を...採用活動が効率的に【開発者&導入企業インタビュー】

提供:株式会社マルジュ

   新型コロナ以降、多くの企業で爆発的に進んだのが、オンラインツールの活用だ。

   なかでも、企業の人手不足やコストの観点ともあいまって、導入が進んでいるのが、オンライン面接。リアルタイムでのオンライン面接だけでなく、応募者自身が撮影した動画を見て、企業が選考する手法――録画面接も増えている。

   こうした録画面接がスムーズにできるオンラインツールへのニーズは高い。システム開発の株式会社マルジュが展開する、録画型の動画面接ツール「ITSUMEN(イツメン)」を導入する企業も増えているという。採用活動の効率化に役立つのだ。

   今回、「ITSUMEN(イツメン)」の開発を主導したマルジュ 取締役 営業本部長の中島大樹さんに開発秘話を、そして、「ITSUMEN(イツメン)」を利用中のパクテラ・コンサルティング・ジャパン デジタルインテリジェンスチーム・シニアコンサルタントの加藤詠里子さん、採用活動を担当する川口ひとみさんに実際の使い方やメリットなどを聞いた。

  • 株式会社マルジュ 取締役 営業本部長・中島大樹さん
    株式会社マルジュ 取締役 営業本部長・中島大樹さん
  • パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社の加藤詠里子さんと川口ひとみさん(左から)
    パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社の加藤詠里子さんと川口ひとみさん(左から)
  • 株式会社マルジュ 取締役 営業本部長・中島大樹さん
  • パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社の加藤詠里子さんと川口ひとみさん(左から)

面接のセッティングにかかる手間を軽減、書類選考以外の判断材料に

――録画型の動画面接ツール「ITSUMEN(イツメン)」は、どんなサービスですか。

マルジュ 中島大樹さん「録画面接とは、応募者に自己紹介動画などを撮ってもらい、面接官はそれを見て選考するウェブ面接方法です。
そのためのオンラインツールが『ITSUMEN(イツメン)』。書類選考後の採用フローに加えたり、書類選考や1次面接に代替したりする使い方が可能です。2020年のローンチ後、現在では100社以上で導入されています。
開発がスタートしたのは2019年の秋ごろ。弊社ではすでにウェブ面接ツールを展開していましたが、次の一手として、録画面接に着目。当初はどんなサービスにするか手探りでした。そこで、自社の採用課題に目を向け、開発を進めていきました」
録画型の動画面接ツール「ITSUMEN(イツメン)」。社内での共有も簡単だ
録画型の動画面接ツール「ITSUMEN(イツメン)」。社内での共有も簡単だ

――注目した課題は何だったのでしょうか。

中島さん「採用の場面ではよくある話かと思いますが、書類選考でよさそうな人に来ていただいたのに、会って面接をすると、意外とすぐにミスマッチだとわかる、ということが少なくありませんでした。しかも、面接のセッティングはそれなりに時間をかけて調整しますから、面接に呼ぶ人は絞り込むほうが、人手もかからず、効率的。録画面接をうまく活用すれば、書類選考で測れないその人の雰囲気が事前にわかり、こうした課題の解決につながるのではないか、と考えたのです」

――たしかに、動画を通じて、その人の話し方や雰囲気がわかり、採用に向けて判断材料が増えそうです。

中島さん「おっしゃるとおりです。実際、弊社でこんな出来事がありました。あるエンジニアの求職者さんから、履歴書や職務経歴書などの添付がまったくない応募が届いたのです。判断材料がなく、1次面接に通すかどうか悩みましたが、『ITSUMEN(イツメン)』を使って録画面接を見てから判断しよう、ということに......」

――応募者の反応はいかがでしたか。

中島さん「本人に連絡すると、後日、きちんと動画が届きました。すると、外国籍の方だったのですが、日本語での日常会話は完璧。やり取りを通じて日本語で書くほうも問題ないし、実績の面でも優秀そうだと感じました。それで、1次面接に呼んで会って話してみると、動画で見た通りの期待できそうな人。当然、採用に至りました。実は現在、その彼が『ITSUMEN(イツメン)』をバリバリ、ブラッシュアップしてくれています」
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