2024年 4月 19日 (金)

「今どきPDCAなんて古いですよ!」目標未達チームの改善に不平を言う部下...どう対応する?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE30(後編)】(前川孝雄)

   「前川孝雄の『上司力(R)』トレーニング~ケーススタディで考える現場マネジメントのコツ」では、現場で起こるさまざまなケースを取り上げながら、「上司力を鍛える」テクニック、スキルについて解説していきます。

   今回の「CASE30」では、「今どきPDCAなんて古いですよ!」と、目標未達チームの改善に不平を言う部下に悩むケースを取り上げます。

仕事の優先順位づけや手順を考えさせる

   <「今どきPDCAなんて古いですよ!」目標未達チームの改善に不平を言う部下...どう対応する?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE30(前編)】(前川孝雄)>の続きです。

   PDCAサイクルのP(計画)を効果的に進めるには、仕事の優先順位づけとスケジュールづくりが大切です。

   特に若手社員の場合、担当の仕事が増えてくるとキャパシティーオーバーに陥りがちです。どの仕事から優先して処理すべきか、どのような手順で上司や先輩に相談すべきか、判断が難しくなる場合があります。

   そこで、週次ミーティングなどで、この1週間や1か月、どの仕事を誰といつまでに行うか。関係者や準備条件などを考慮し、仕事の優先順位を整理させていきましょう。

   経験の浅い部下の場合は、それぞれの仕事が何処で誰と関連し合っているかが十分理解できておらず、プロセスのイメージが難しいものです。本人が戸惑う部分は、チーム全体のなかでの仕事の位置づけをアドバイスしながら、本人に整理させるとよいでしょう。

   アドバイスのポイントとしては、仕事の緊急度と重要度の両面から見て優先順位を考えることや、他者との調整が必要な仕事についての段取り方法、達成期日から逆算したスケジュールの読み方など、整理の視点を教えるとよいでしょう。

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