10代の49.0%はコミュニケーションにAI活用...愚痴を聞いてもらう、人生相談、恋愛相談で セイコー時間白書

活用したことがあるAI機能 「仕事の相談」11.0%、「人生相談」10.8%

   AIの活用についても聞いた。この質問では、「AI機能を使って時間効率を高めている」と答えた人は30.3%、「時間効率を高めるためにChatGPTを使ったことがある」と答えた人は31.1%で、いずれも前年の調査の結果(「AI機能の活用」は22.2%、「ChatGPTの活用」は22.4%)より約8ポイント増加した。

   また、「プライベートでAI機能を使っている」という回答は31.8%。年代別で見ると、10代では「時間効率を高める」は57.0%、「ChatGPTを使用」は64.5%、「プライベートでAIを利用」は60.0%となり、他の世代と比較して高いスコアだった。

   AI機能を活用した経験があるものを聞くと、「仕事の相談に乗ってもらう」11.0%、「人生相談に乗ってもらう」10.8%、「イラストやイメージ動画を生成する」10.7%が上位に挙げられた。

   なお、「コミュニケーション領域でのAI利用」に限って見た場合、全体の利用率は24.3%だったのに対し、10代は49.0%と高い割合で、AIとの個人的な会話(AIソロトーク)を実践している傾向も出ている。

   AI利用について項目別に見た場合、10代は、「優しい言葉をかけてもらう」が30.0%、「人生相談に乗ってもらう」が27.5%、「愚痴を聞いてもらう」「慰めてもらう」「恋愛相談に乗ってもらう」いずれも22.5%となり、この結果は他の世代に比べてスコアが高い傾向だった。

   なお、「AIによって自分の時間の幸福度は上がったか」を聞くと、全体の58.5%が「上がった」と回答し、10代~30代では60%を超えていた。また、「タイパによって無駄なく時間を使えることに幸せ・満足感を感じるか」を聞くと、肯定的だった人は全体では61.1%。なかでも、10代は70.0%と高かった。

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