夏の血糖管理は大変?! 朝日生命成人病研究所附属医院「糖尿病学習入院」で夏の糖尿病と向き合う

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血糖が上がるのはなぜか?

   次の話題は薬。集まった患者さんは、インスリン、その他の注射、複数の飲み薬で治療しているが、ここで再び大西医師から質問。

「糖分を摂ると誰でも血糖値は上がりますが、なぜ糖尿病の人は100から200ぐらいまで上がってしまうと思いますか?」
Cさん「インスリンの分泌が悪い」
Dさん「インスリンの効きが悪い」

   大西医師はこう解説した。

「そうですね。インスリンというのは体で唯一血糖を下げるホルモンなんですが、それが出にくかったり、効きが悪いと、摂取した糖をコントロールできないんですね」

   まずインスリンの分泌をよくする薬には、トルリシティ、マンジャロなどの持続性GIP/GLP-1受容体作動薬、DPP-4阻害薬。次にインスリンの効きをよくする薬にはメトグルコがある。少し違った作用の糖尿病治療薬として紹介したのが「血液中の糖を排出する薬(SGLT2阻害薬)」。そして食欲を抑えるマンジャロ、オゼンピックについても紹介された。

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