夏の血糖管理は大変?! 朝日生命成人病研究所附属医院「糖尿病学習入院」で夏の糖尿病と向き合う

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血を採らなくても自動で血糖測定する方法

   薬の進歩を遂げるが、血糖測定に関しても便利な機器が登場した。それはCGM(持続グルコース測定器)だ。

   これまで血糖測定といえば、指先に針を刺してゴマ粒大の血液を採らなければいけなかった。CGMは丸いパッチのようなものを貼り付けておけば、2週間、1分ごとに血糖値をモニタリングし、必要に応じて警告してくれる。

「何を飲むと血糖値があがるという傾向がわかりますし、低血糖になりそうだとわかったら何か食べればいいし、血糖が上がったら、インスリンを打ち忘れてない? と教えてくれる。ECサイトでも購入できますが、インスリンを1日1回以上自己注射する通院患者さんならば保険適応になります」(大西医師)

   薬も今後進化し、現状は注射のマンジャロなどのGLP-1受動体作動薬が近い将来飲み薬になるだろうという。現状注射のインスリンも、それ以外の方法が開発されるだろう、と大西医師。

「『インスリンが注射なんて時代があったんだ』と言えるような未来を楽しみにしたいですね」(大西医師)

   同医院で学習入院できるのは11人。うち個室3床であとは2人部屋。講座で病気や薬について再確認することも自己管理の助けになる。

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