「不採用通知はすごく自分を否定されたような気持ちに...」
本調査は、事前調査で「就活うつ」を自覚したことがあるという学生の中の200人を対象に実施。それによると、半数以上が就活中に「死にたい」とまで思ったとの結果や、就活がつらいと感じた原因について、上位から「就活の期間が長すぎて先が見えなかったから」40%、「選考に落ちたから、または選考落ちが続いたから」36%、「自分がやりたいことが分からないまま就活をしていたから」33.5%という結果が出た。
中井氏は「そもそも良い企業と出会うというより、自分の未来に対して明るいものを描けない状態になってしまっている。これは本当に日本にとって大きな損失ではないか」と指摘。「就活うつ」の原因をめぐっては下記のように分析した。
「不採用通知はすごく自分を否定されたような気持ちになる、と捉えている学生様がほとんど。ネガティブな感情を突き付けられたり、そういう状態にあり続けさせられてしまうのが就職活動の現状かなと思っています。その期間がいつ終わるのか分からない、見通しがつかないという所が心理的なストレス要因になっている」
このように就活の長期化が一因となる「就活うつ」を防ぐ狙いで、同社は就活生目線で「ABABA」と「REALME」を展開したという。