高血糖を招く「ペットボトル症候群」 熱中症対策に潜むリスクに注意を

朝食はインスリン分泌の準備運動になる

   さて最後に明日からできる血糖リスク予防を紹介しよう。

   食事に関しては、まず朝食を食べること。川名部医師によれば、「朝食はインスリン分泌の『準備運動』のような役割を果たし、その後の昼食後の血糖値も上がりにくくなることが知られている」という。

   それ以外には、ベジファースト&カーボラスト。つまり野菜は最初、炭水化物は最後に食べる。食物繊維を最初に摂ると血糖値が上がりにくくなる。アルコールは週1~2回に。そしてよく噛むこと。できれば30回噛んで飲み込むことを心がけることも大事だ。

   次に運動だが、座りっぱなしにならないで、立つ時間を増やすことを心がけてほしいという。

「1日10時間以上座っていると糖尿病のリスクが高くなるという報告があります。ただ、現実には難しい方も多いと思いますので、食器を洗うなど家事で体を動かしたり、こまめに立って歩いたりするなど、『座る時間を減らす』ことを意識してみてはいかがでしょう。また、エレベーターではなく階段を使うなど、『移動を運動に』する習慣をつけるのもおすすめです」

   糖尿病があると平均寿命が約6年短くなるという報告もあります。しかし川名部医師はこう言う。

「合併症がでないように血糖コントロールしていき、糖尿病がない人と変わらないくらいの人生を送っていただくことを私たちの目標にしています」

   健診で血糖値を指摘されたり、倦怠感、体重減少など気になる症状があったら専門医を受診してほしい。

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