映画監督・新藤兼人「生きているかぎり、生きぬきたい」(知るを楽しむ 人生の歩き方)
2007年03月27日14時50分
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(c)NHK
『人は突然老いるわけではありません。生きて、生きぬいて人生を重ねてきたのです。"いま"をいかに生きるかが、大切なことなのです』と、94歳の映画監督・新藤兼人は言う。22歳の時に、映画の世界で生きることを決意。しかし、現像部や美術部といった映画監督とは離れた仕事が多かった。その経験から、新藤には『生きて、生きぬいてゆく』という、腹の据わったスタンスが身についた。溝口健二に師事し、女優・乙羽信子と出会い、34歳で徴集された。戦後復帰し、37歳で『愛妻物語』で監督デビュー。"死"を意識しつつも94歳の今も創作活動を続けている。人生哲学が如何に生まれ、如何に生きているかに迫る。
番組情報:
知るを楽しむ 人生の歩き方
著名人の人生経験から学ぶトーク番組。今回は映画監督の新藤兼人。12年前、最愛の妻‐乙羽信子‐を肝臓ガンで亡くした。妻を失った苦しみをどうやって乗り越えたかが見所。生きる勇気と知恵を与えてくれるだろう。