2024年 3月 19日 (火)

「なぜ本当のことを言うんだ!」弟子に怒る時津風親方

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   今朝の『とくダネ!』トップニュースは、時津風部屋の集団暴行事件の続報。先週9月28日、文部科学省が日本相撲協会の北の湖理事長を呼び、立件前の処分に言及するなど、異例の指導に乗り出したことを取り上げた。

事の重大さがわかっていない

   まず番組は、斉藤俊さん(当時17)=しこ名・時太山=が亡くなった当時の模様について、新たに出てきた関係者の証言を披露した。

   それによると、暴行のあと動かなくなった斉藤さんを前に兄弟子たちは、時津風親方(元小結・双津竜)から「あとはワシがみるからお前らは風呂に入れ」と言われたという。しかし、一人になった親方は何もしなかったようだ。

   風呂から戻ってきた兄弟子たちは、動かない斉藤さんに水をかけるなどの「手当」をしたらしい。結局、救急車を呼んだのは2時間後だった。警察の事情聴取の後、次々と明るみに出る新事実に、親方は弟子たちに「なぜ本当のことを言うんだ」と怒ったともいう。

   小倉は「親方は、(取材の記者に)居直って見せたりして、事の重大さがわかっていないのではないか」と批判。

   このあとリポーターの平野早苗が、文科省の5項目にわたる指導内容を説明した。平野は、そのなかの「過去の類似例の検証」として、98年3月の剣晃(当時30)=高田川部屋=が肺出血で死亡した例、03年7月の前田(同15)=北の湖部屋=が拡張性心筋症で死亡した例など4例をあげた。

   ノンフィクション作家の岩上安身は「身内の中で、殺人や傷害致死のような事件が起きれば詳しく調べるのが当たり前。そういうことが多いのに、どうして迅速に調査しないのか。(北の湖理事長は)北海道に銅像を建てる話が出ているようだが、こんな時期に、どうして断らないのか?」。

   朝青龍問題の時に盛んにいわれた「相撲の伝統」。その中身は、フタを開ければかつてのタコ部屋と似たり寄ったりのところも。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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