恐怖の「かわいがり」実態 力士「暴行死亡」裁判

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   <テレビウォッチ>きのう(10月7日)から開かれている大相撲、時津風部屋における力士死亡事件裁判の冒頭陳述では、元親方の卑劣な言動があぶり出された。

   被害者への「かわいがり」を続けた弟子たちに、「おまえら、あんまりやってないな。顔とか、全然、はれてないじゃないか」と、さらなる「かわいがり」を促したという。

   また、隠ぺい工作を行なったことも明らかにされた。事件当夜、「かわいがり」の現場目撃者に電話をかけ、「Eさんは来ていなかったし、私とも会っていないことになっているから」と話したといわれる。番組は、被害者の父親が「あなたには赤い血が流れていますか」と言う場面を入れる。

   初公判に出廷した3人の弟子たちは丸刈り、白シャツ、黒系のズボン姿で現れ、「学校を出て、これから入門するような格好だった」(立花裕人リポーター)。力士を続けることは断念しているらしい。3人は傷害致死容疑を認めているが、「親方の指示に逆らえなかった」(弁護士)として、情状酌量を求めて行くのではないかという。

   中澤潔(相撲ジャーリスト)によると、相撲界では一般の社会常識が通用しない。番付が支配するタテ社会で番付には逆らえない、頂点に立つ親方は絶対で、「その指示に逆らえば、逆らったものが親方の制裁を受ける」と語る。そして「かわいがり」については、「本来は弟子を強くするために鍛えること。最近はそれをいじめることだと思っている」と嘆いた。

   落合恵子は「一つの命が奪われたことをどのように考えるのか。暴力は突然、発生するものじゃない。発生する環境があるから、みんなが馴れてしまってエスカレートする感じ」と述べ、一般社会との風通しを良くすべきだと指摘した。

   裁判は10月10日まで続けられ、最終日には被害者の父親が意見陳述する予定だ。

文   アレマ
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