頭がいい単細胞 爆笑問題も負けた!

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<テレビウォッチ> 今回も「爆笑問題のニッポンの教養」を紹介する。爆笑問題が訪れたのは北海道大学。ネンキンの研究をしている中垣俊之准教授との対談だ。ネンキンの研究と言っても、年金ではなく、「粘菌」。中垣は粘菌の研究で、あの権威ある(?)「イグノーベル賞」を受賞している。

   粘菌とはなんだろうか。それは動物でも、植物でも、菌でもない。アメーバ運動をする単細胞だ。単細胞ゆえに、考える器官である脳を持たない。匂いを感じる器官も、時間の感覚もない。しかし、この粘菌は非常に頭が良いという。どういう訳か。

迷路を短距離で「正解」

   例えば、仕切りで区切った迷路を用意する。その全面に粘菌を配置。迷路の入り口と出口に粘菌のエサを置くと、やがて粘菌は迷路の解になるよう道筋を示す。面白いのは、この迷路には経路がいくつかある事。爆笑問題の田中も同じ迷路に挑戦したが、なんと粘菌が導きだした答えの方がより短距離でクリアできるものだった。

   田中「とにかく合理性を追求するんだ」

   「この単細胞が!」と、よく小学生の時にののしり合ったものだ。悪態をつくときに使われる程、単細胞という存在には能力がないと認識されがちだ。

   中垣「考えるっていう大事なプロセスは、たぶん意識の下でやっている。野球をやっていてボールが飛んでくれば、着地点に走って行ってボールをとる。弾道計算して運動方程式を解いてとっている訳ではない」

   太田「それやったら捕れないよね」

   中垣「いまのロボットの制御って、どちらかというと弾道計算をしながらとりに行くっていう。でも生き物の、本当の生き物らしいところって、(感覚で計るような)そういう所にあると思う」

   体で考える、という言葉もある。人間も体で考える事ができるのか。

   中垣「自意識みたいなものって言うのは、決定的な作用を及ぼしているのは間違いないと思っている。両方の面から考えて行かないと。粘菌はそれの片方の極限ですね。体しかないっていう」

   脳が無いのに意味ある動きを繰り返す粘菌。生物の、生物としての意識は、脳だけがもたらすものではないのだろうか。

慶応大学・がくちゃん

   *爆笑問題のニッポンの教養(2009年12月15日放送)

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