2018年 7月 23日 (月)

子ども虐待「疑いあっても通報しにくい」小児科医に壁

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   大阪で発覚した生後3か月の乳児に対する親の虐待殺人事件。「スッキリ!!」は児童虐待と向き合う医療現場をレポートした。まず、都内近郊で開業している小児科医31人にアンケートを実施。虐待の可能性が疑わしいケースではどう対応するかを聞いた。31人中22人の医師は保健所や児童相談所に通報すると答えたが、残りの9人は「1度だけの診察では判断できない」「しつけのためにと言われたら対応できない」などとして通告しないと答えた。

   コメンテーターの宮崎哲弥(評論家)は「小児科医が虐待を見抜けなければ、誰が見抜けるというのか」と少しムッとしたが、関西学院大学の才村純教授は「医師にとっては、患者との関係悪化が一番の問題。それに、虐待の確証をつかむのが難しいという現実もある」と説明する。

開業医と総合病院で連携チェック

   大竹真リポーターが新たな試みとして行われている町の小児科開業医と総合病院との連携の例を紹介した。

現場任せにするな
「虐待の疑いはあるが確証が持てない。そうした時に紹介という形を取って大病院に行かせて、そこで判断をしてもらうというシステムです」

   神奈川県・川崎市立多摩病院では検討委員会が作られていて、虐待が疑われる子供が来院した時、小児科医はもちろん、栄養士や社会福祉士なども交えたミィーティングが開かれ、さまざまな観点から虐待であるかどうかを判断している。

   キャスターのテリー伊藤「小児科医の診察室の壁に、虐待が疑われる場合は関係機関に報告しますという厚生労働省の通達を貼っておくべきだ。虐待かどうかの判断を現場任せにするのは、国の無責任」

   乳幼児の虐待が明らかになるたびに、「どうしてもっと早く手を打てなかったのか」と繰り返されるが、医療機関、児童相談所、警察関係にもっと権限を与えることが必要ということではないのか。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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