2024年 4月 28日 (日)

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巨人だけじゃない最高標準額破り!広島以外はどこも…

   「朝日新聞」が報じた巨人軍の「裏金契約」問題について、渡辺恒雄球団会長を始めとした読売新聞側の反論がすさまじい。その背景としては、渡辺と告訴合戦になっている清武英利前(読売では元)球団代表が内部資料を流したと見ているからだが、どう見ても、こうしたやり方は常軌を逸していると思うのだが。

   3月21日の読売新聞朝刊には社会面トップに、「朝日新聞報道翌日に暴露本清武元巨人代表出版 週刊3誌同じ引用」と見出しをつけ、清武がプロ野球選手の契約実態などを暴露した著書が、朝日新聞がこの問題を大々的に報道した翌日に発売されたのは「不自然ではないか」と疑念を呼んでいると書いている。しかし、疑問に思っているのは自分たちで、ほとんどの読者はさもありなんと疑念など抱いていない。

   文春が書いているように、球界で93年に申し合わされた契約金の最高標準額1億円など守っていたのは広島ぐらいで、野球界全体でそれを容認してきたのだ。巨人の6選手に総額36億円というのはすごいが、他の球団も似たり寄ったりであることは、週刊誌が以前から報道してきた。読売ナベツネが怒るべきは、うちだけじゃないのに、朝日は巨人のことだけを悪く書くのかということに対してである。

   新人に対する裏ガネだけではなく、他球団の主力選手を札束でひっぱたいて連れてくる巨人軍商法は、野球をつまらなくし、結果的には選手たちを、やりがいがあってもっと稼げるメジャーリーグへと流出させる遠因となってしまった。そうしたことへの反省がまったくない老害・ナベツネには早く退場してもらったほうがいい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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