金本知憲「引退試合」でき過ぎ!異例の相手チーム説教…これがまた良かった

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「プロ野球~甲子園 阪神×DeNA」(NHK BS1)2012年10月9日18時~

   プロ野球セ・リーグ、今期の最終戦というよりは阪神タイガースの鉄人、金本知憲選手の引退試合であった。観客は47,106人の大入り満員、花束贈呈は相手チームの三浦投手ら2人と、阪神側は関本、鳥谷、藤川の3選手。サプライズで番長・清原和博元選手がゴマ塩の髭を蓄え、ばっちりスーツ姿で決めて満面の笑みで登場した。粋なツーショットだった。かつての悪ガキも大人になったものだ。
   試合は3対0で阪神の勝ち、しかも、奪三振記録がかかる能見篤史投手を1回は先発させてとっとと記録を更新させ、2番手のメッセンジャーがその後も完封するという、今期のダメトラからは想像できない完璧ぶり。お前、普段はサボっていたのかと突っ込みたくなるいい試合をやった。引退試合で負けたらみっともないとはわかっていたのか。それとも引退する大スターのオーラがさせたものか。
   金本の引退挨拶が素晴らしく、ありきたりのファンへの感謝も語りはしたが、共に戦った横浜ベイの方を向いて、説教とも揶揄ともとれるが、決して嫌味でない喝を入れた。曰く「中畑監督が来てからDeNAは変わった。監督が1番目立っている。選手より監督が目立つようでは困る」云々。自チームの後輩にも励ましはいったが、敵でもある相手チームに説教垂れたのを、筆者は初めて聞いた。金本が、常にプロ野球界のトップにいて、球界の将来を考えていたからこその言葉のように思えたといえば買いかぶり過ぎだろうか。

(黄蘭)

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