2019年 6月 20日 (木)

三浦友和くたびれ初老の素敵!ノッペリ美男子も上手に年重ねたものだなあ…

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「35周年特別企画 はみだし弁護士・巽志郎」(テレビ朝日)2012年10月20日21時~

   このシリーズも回を重ねているので、今回は巽弁護士を演じる三浦友和について語る。中年になって若いころには想像できなかったいい役者になったのが三浦である。山口百恵とコンビを組んでノッペリ美男子をやっていた頃の三浦は、悪いけど典型的な大根役者だった。姿はいいが、表情がワンパターンで、セリフも単調、はっきりいって取り柄がなかった。単純な2枚目で終るだろうと見えた。
   2008年に放送された連続ドラマ、東野圭吾原作、宮藤官九郎脚本の「流星の絆」で、三浦は神奈川県警のベテラン刑事に扮した。両親を惨殺されて孤児になった幼い3兄弟が、施設で育ち、大人になってカレー屋で細々生きているのを、惨殺事件の担当刑事として温かく見守ってゆく役である。中年の所帯持ちのちょっと陰のある刑事として存在感があったし、事実、最後に重要なポストを占める。
   この作品でも三浦は草臥れた弁護士らしく、頬がたるんでいる。2枚目でやってきた俳優なら少しでもダンディに映りたいだろうに、巽弁護士は競馬大好きのしがない一匹狼で、少しもハンサムに見えない。秘書(あき竹城)に仕事仕事とケツ叩きされながら、やっと経費とんとんの仕事をしているという場末感がよく出ている。相変わらず表情には乏しいのだが、世事にまみれて長い人生を歩んできた市井の中年男には、そんなにニコニコするいいこともなかったといっているようなリアリティがある。初老の三浦も期待できそうだ。

(黄蘭)

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