2020年 11月 29日 (日)

逗子ストーカー殺人―被害者住所割り出しに悪用された「質問掲示板」

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   神奈川・逗子市で起こったストーカー殺人事件で、加害者がどうして被害者の住所を探し出したかが疑問だったが、ネットに意外な落とし穴があることがわかった。

   今月6日(2012年11月)、フリーデザイナー三好梨絵さん(33)の自宅に、以前交際していた元教員の小堤英統容疑者(40)が侵入し、三好さんを刺殺して自分は首を吊った。小堤は昨年6月、三好さんに「刺し殺す」などというメールを送ったとして脅迫容疑で逗子署に逮捕され有罪判決を受けた。執行猶予中だったが、この3月になって脅迫メールを再び送りつけるようになり、2週間で1089通にもなった。しかし、逗子署は同法の適用ができなかった。なぜなのか。

追いつかない法律「脅迫メールは規制対象外」

   ストーカー規制法が対象としているのは、直接的なつきまとい、乱暴な言動と「電話、ファクス」だ。「メール」は含まれていない。司会の小倉智昭「メールだって同じようなもんじゃない」というが、まったくその通りだ。

善意の情報

   また、三好さんは結婚してもメールアドレスは変えなかったが、小堤に住所は知られていなかった。それをどうやって探り当てたか。小堤が使ったのはインターネットの「質問掲示板」だった。ここに小堤は「昔、お世話になっている人を捜しています。逗子市○○に住んでいるらしいのですが、詳しい住所がわかりません。もしご存知の方がいらっしゃったら連絡してください」と書き込んだ。

   笠井信輔キャスター「これに善意で答えた人がいて、情報が集まった可能性が高いです」

   笠井「法律は10年前にできたので、現実に追いついていないんです」

   これに関して警察庁の片桐裕長官はきのう8日、 「連続メールなどを今後どう法律に位置づけるかは大きな検討課題」と語ったが、なんと悠長なことか。

   小倉「なんで抑えることができないんですかね。また住所がこんな風に割り出される。時代で仕方がないんですか?」

   ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)「巧妙ですが、時代の動きに追いついていない」

   住所を教えた人は思い当たるはずだ。いわば殺人の手助けをしたことになる。寝覚めも悪かろう。まったく嫌な世の中になったものだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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