2024年 5月 2日 (木)

空恐ろしい「アベノミクス」家計は円安値上げ目白押し!金利上昇で住宅ローン地獄

人気店や企業から非公開の招待状をもらおう!レポハピ会員登録

懐疑派「週刊新潮」「週刊ポスト」は素人が手出すと大ケガするぞ!

   新潮は懐疑派で、「敗者の『ポートフォリオ』研究」で「アベノミクスに水を差す『2月は3%円高』説の根拠」「株価乱高下で『素人』がハマる『赤字漬け』必敗心理学」「日経平均1万1000円で株価が足踏みするカラクリ」「どうせダメなら『配当』『株主優待』だけで選ぶ悪知恵」など、過熱気味のバブル煽り派へ水を差している。

   「週刊ポスト」も同じスタンスで、「『安倍バブル』の正体 儲かるのはハゲタカだけ」という特集を組み「『1ドル=100円』でサラリーマンの生活は地獄と化す」とこう書いている。円安で輸出が注目されているが、衣食住など生活に関わる物資は輸入に頼り切っているから、原油や天然ガスなどのエネルギー資源、小麦や大豆、家畜の飼料も値上がりし、家計は大変なことになるはずだという。

「ガソリンは1ドル=90円前後の現在は1リットル当たり145円程度だ。それが1ドル=100円なら156円程度まで上がる。10円円安になるごとに、満タン30リットルで300円ほど高くなる。
   燃料が高騰すれば電気代も高くなる。一般家庭の電気料金でいえば、10円円安なら年間で4000円程度の支出増になりそうだ。原油が高くなればそれを原料とするビニール袋やプラスチック製品などの生活必需品も高くなる。(中略)
   安倍政権のインフレターゲット導入方針により、国債金利の上昇も予想される。すると、変動金利で住宅ローンを組む人は大変になる。現在の変動金利は0・8%程度。35年返済で3000万円を金利0・8%で借りた人はどうなるか。『家計の見直しセンター』ファイナンシャル・プランナーの八ツ井慶子氏に試算してもらった。
   『毎月の返済金額を約8万円とすると、内訳は元金約6万円、利息は約2万円。利率が3%上がると、2年目からは同じ返済金額でも、元金約1万円に対し利息は約7万円と、元金がほとんど減らない状態に。5%まで上がると、2年目以降は利息が約12万円で元金はマイナス約4万円。変動型ローンの場合、毎月の支払額を見直せるのは5年毎で、しかも最大1・25倍しか増額できないので、返済しても元本は減らずに増えていくローン地獄にはまることになります』」

   恐ろしか~。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中