2024年 5月 7日 (火)

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中央大学「裏口入学」めぐって総長辞任の泥仕合!30億円の補助金打ち切りか

   同じ週刊現代で法科の名門・中央大学が裏口入試の件で大揺れだと報じている。告発するのは山下一明氏。彼は中央大学のOBであり、現在は大学の評議員でOB組織「学員会」の常任幹事を務めている。

<「わが母校中央大学は、いま混乱の真っただ中にあります。不正入試事件で「裏口入学」の口利きをした前理事長が、学内の要職に居座り続け、再び権力を振るおうと画策している」>

   昨年発覚した附属校である横浜山手中学の不正入試事件をめぐって、前理事長・久野修慈氏が動かした巨額のカネを巡って、学内の混乱が明るみに出ようとしているそうだ。久野氏は親しい知人から孫が横浜山手中学を受験させるので入れてほしいと頼まれ、便宜を図ったというのである。

   この受験生、1度は合格になり入学金の払い込みも済ましたが、入学式まであと1か月となった3月8日、合格が取り消し処分となったのだ。有力OBがこう話す。<「横浜山手中学の副理事長から、不正入試のことが当時の中大総長・福原紀彦氏に伝わったといわれています。これで福原氏が事件の追及に乗り出した」>

   しかし、事件の全容解明のために大学が設置を決めた第三者委員会による調査は、いささか奇妙な展開を見せたという。調査報告書には、久野氏ではなく、福原総長に厳しい言葉が並んだ。さらに福原氏が事件の処断に動いたことについて、総長は本件不正入試情報を入手してから、この情報を自己のグループで独占し、大学全体の問題として取り扱っておらず、職務権限がないのに本件合格の取り消しを事実上示し、実行させたもので、軽率のそしりを免れないというのである。

   結局、第三者委員会による報告を受け、福原氏は総長辞任にまで追い込まれてしまう。この内紛が明るみに出て、文科省が「内紛」と見なせば、年間約30億円の補助金が打ち切られるそうでだが、象牙の塔のゴタゴタはどこまで行っても藪の中のようである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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