2024年 4月 19日 (金)

マー君日本一支えた里田まいメニュー「オメガ3」ってなんだ?亜麻仁油で健康・体力作り

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   楽天イーグルスの日本一投手・田中将大の体つくり、体力作りに、妻の里田まいの「食事管理」があることはよく知られているが、里田が意識的に使っているのが「オメガ3(スリー)」だ。これが多く含まれる亜麻仁油の「オメガ3パスタ」が24勝0敗をささえたのだ。

   では、オメガ3っていったい何なのか。亜麻という植物の実を絞ってとれる植物油で、「オメガ3とは化学式の名前で、体内細胞の原料になる脂肪酸の一つですが、体内では作れないので食事で摂らないとダメなんです」(宮下純一レポーター)という。アメリカでは10年前から、日本でも8年前から政府が「もっと摂取すべき栄養素」としている。

1日小さじ1杯でコレステロール・中性脂肪みるみる低下

   オメガ3にはどういう健康効果があるのか。慶応大学井上浩義教授は「コレステロール値を下げて、動脈硬化や不整脈の防止、脳や骨の発達、ダイエット効果もあります」と説明する。植物油とはいえ、脂肪分をそんなに摂取して大丈夫なのか。亜麻仁油を毎日小さじ1杯ずつ2か月飲んで実験したところ、中性脂肪が36ミリグラム(標準は150ミリグラム)へり、ウエストも1・7センチ縮まった。大変なスグレモノなのだ。

   亜麻仁油は瓶入りで売っていて、170グラム入りで1000円程度だが、ある食べ物にも多く含まれている。くるみだ。「くるみは50%から55%が脂肪で、その中にオメガ3がいっぱい詰まっています。1日に片手の山盛り一杯(約40グラム)が目安です」(井上教授)

   オメガ3は背中の青い魚にも豊富に含まれている。さばなどの多いDHAやEPAはが豊富なのがさばだという。青身魚に含まれるDNAやEPAは実はオメガ3が体内に入って変化したものなのだ。

   オメガ3にも弱点がある。酸化しやすいことだ。酸化するとコレステロールや中性脂肪を低下させる効果がなくなってしまう。調理に使うときは食べる直前にかける。熱を加えると酸化が進んでしまからで、保存も冷蔵庫で行う。里田がマー君に食べさせていた「オメガ3パスタ」も皿に盛り付けてから上からかけていたというわけである。

(磯G)

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