2024年 4月 28日 (日)

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日米韓首脳会談「朴槿恵大統領の無愛想」世界はどう見たか?

   さて、オバマ大統領が仲介の労をとった日韓の首脳会談だが、テレビで見る限りは、会ったという事実だけで何ら進展はないように見えた。とくに、安倍首相が朴大統領に対して韓国語で話しかけても、朴槿恵大統領は素っ気ない態度しか見せなかった。朴大統領の国内向けのポーズだとわかっていても、日本の中では反発を呼ぶだろうと思ったが、3月27日の産経新聞ネット版で親安倍派の阿比留瑠比氏がこう書いていた。

<25日夜にオランダで行われた日米韓3カ国首脳会談の冒頭部分をテレビで見て、韓国というのはつくづく厄介な国だなあと改めて痛感した。(中略)安倍晋三首相がわざわざ韓国語で「お会いできてうれしい」と語りかけたのに対し、朴槿恵(パク・クネ)大統領は返事も会釈もせず、硬い表情を崩さなかった。(中略)日本では一般に、事の軽重、物事の優先順位が分からないことを「愚か」と呼ぶが、韓国では全く基準が違うのだとみえる>

   心配なのはこれでますます国内の反韓ムードが高まることである。それに中国とはいくらオバマが仲立ちしようとも、首脳会談の可能性は今のところ限りなくゼロに近い。

   千葉大学教授の酒井啓子は3月27日付朝日新聞「あすを探る」で冒頭、「戦争は、意外な発端から起きる」と書いている。<最近の海外論調は、東アジア一触即発を懸念する。日中いずれも戦争を希望していない、だから戦争には至らない、と希望的観測をしつつも、「ただし」と続ける。「偶発的な衝突が起きなければ、だが」偶発的な衝突の原因として危険視されているのは、関係諸国のナショナリズムに突き動かされた非合理的な行動だ。そしてその懸念は、日本に向けられる。安倍総理の靖国参拝、村山談話見直し発言、ダボス会議での第1次世界大戦への間違った言及などがそれだ。こうした日本の行動を見ると、むしろ関係悪化を挑発しているのは日本ではないか、というのが、国際社会の反応だ>

   安倍首相には朴大統領の素っ気なさがどこから来るのかをいま一度じっくり考える余裕と度量があるだろうか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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