2024年 5月 7日 (火)

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「安倍Facebook」目を疑う罵詈雑言!「〇〇議員を血祭り」「中国船撃沈」「北京原人射殺」

   さて、体調の問題もあるのだろう。安倍さんが国会など公の場で感情を露わにすることが増えている。11月4日の予算委員会では07年9月に週刊現代が報じた記事をもとに、安倍総理の過去の脱税疑惑を持ち出した吉田忠智社民党党首に対して、「全くの捏造です! まるで犯罪者扱いじゃないですか」と激昂し、議事を中断してしまった。だが、『週刊現代』によれば、この記事に対して「一切抗議や問い合わせ」はないという。

   週刊現代は安倍が世論の動向を広く見ようとしないで、「世論はネットを見れば分かる」と自分に都合のいい「世論」にしか目を向けていないと難じている。特に安倍のFacebookに支持者が毎日書き込んでいる文言は、一国のトップがこれを放置しているとは到底信じがたい、目を疑うような罵詈雑言ばかりだという。

「〇〇議員を血祭りに!」
「(反対勢力は)売国奴以外の何物でもない。きっと在日だよ」
「朝日なんて便所の落書き程度です。さっさと廃刊に追い込み土下座させましょう」
「密漁を行っている中国船を早く撃沈してください」
「中国朝鮮3国もろとも殲滅でいきましょう」
「早く核武装しましょう」
「野生動物 北京原人を射殺してください」

   週刊現代は<一刻も早く安倍総理はネット依存の政治から脱しなければならない>と結んでいるが、同感である。

   安倍首相はAPECが開かれている北京で、習近平国家主席とようやく首脳会談を行った。だが、合意文書を前もって公表するという異例の事態で、双方の考え方の隔たりが大きく、腹を割って話し合うというものにはならなかった。それは握手した二人の『氷のような』表情からもわかった。

   首脳会談について、安倍首相は嫌中・嫌韓のネット支持者たちにどう説明するのだろう。「習のやつが頭を下げてきたから仕方なく」などと事実を『捏造』するようなことは書かないだろうが、書き方ひとつでネトウヨが離れるかもしれないし、中国側を激怒させることにもなりかねない。ネットをやっている暇があったら、「隣人と付き合う法」という本でも読んだほうがいいと思うのだが。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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