2024年 5月 7日 (火)

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日テレ内定取り消し笹崎里菜さん「強い意志とあきらめない夢」いい女子アナなると思うよ

   同じ週刊現代にNHKの朝のドラマ「花子とアン」でも注目を集めた東洋英和女学院大学の4年生、笹崎里菜さん(22歳)が、内定していた日本テレビから内定取り消しを受け提訴したと報じている。彼女は平成25年9月12日に日テレから平成27年度のアナウンサー職の採用内定を受けた。

   この笹崎さんの存在は「女子アナ通」の間ではすでによく知られていたそうだ。彼女は「2011年ミス東洋英和」に輝き、ファッション誌の読者モデルとしても活躍していた。その彼女がなぜ日テレの内定を取り消されたのだろうか。

   今年の3月、すでに内定者として研修を重ねていた笹崎さんが人事担当者に電話で告げたことが騒動のきっかけになった。「以前、母の知り合いの関係者が経営している銀座の小さなクラブで、お手伝いを頼まれて短期間アルバイトをしていたことがありますが、そういうものは大丈夫なのでしょうか」

   こうしたことをいわずに女子アナになる者が多いのに、彼女は正直に「過去」を話したのだ。だが、日テレの人間は笹崎さんに来てくれといい、こう告げたという。

「(アルバイトのことを)上に上げたら問題になってしまった。明日は人事部の部長、部次長から話がある。ホステスのバイトをしていたことがバレたら、週刊誌には好きに書かれる。笹崎は耐えられるか。これまで研修でがんばってきたことは知っているけど、それはいったん置いて、よく考えてほしい」

   さらに週刊誌などで騒ぎになったら、父親のところにも取材が殺到して、父親が会社をやめなければならなくなるかもしれないともいったそうだ。父親にそのことを話したら、心配するなといわれた。当然である。しかし、4月2日、日テレの部長から内定取り消しが伝えられた。

   彼女がホステスのアルバイトをしていた銀座のクラブというのは、スナックのようなこじんまりとした店で、彼女の母親の知人もカウンターの中で働いていた。特定社会保険労務士の今中良輔氏が疑義を呈する。

「この裁判は彼女一人のものではなく、社会に対する問題提起の側面を持っています。ホステスのアルバイトをしていた過去は、女性の将来を塞ぐことがあっていいのか。個人的にはあってはならないと思う。司法がどのような判断を下すか注目しています」

   一読して、何をバカなことを日テレはいっているのかと思わざるを得ない。氏家斉一郞氏が生きていたらこんなことはなかったに違いない。

   いまどきホステスやキャバクラのアルバイトをしていたから入社させないというのは、そうした職業を差別しているからではないのか。夏目三久(日テレ→フリー)のように、入社してからコンドームの箱をもった写真が写真誌に載り、騒ぎになったトラウマが日テレにはあるのだろうが、けつの穴の小さいテレビ局である。

   笹崎さんはアナウンサーになる夢を諦めることはどうしてもできないといい、こう続ける。<「この裁判は世間の皆さんに、女子アナという仕事について考えていただく機会にもなると思っています。大学時代にホステスのバイトをしていた女子アナは、受け入れてもらえないのでしょうか? 私の経歴は裁判によって公になります。その上で、もし私が女子アナになれたとしたら、批判も含めて、過去はすべて引き受けるつもりです」>

   週刊新潮もこの内定取り消しは「建前ではキレイ事でも本音は差別主義のテレビ局」「『日本テレビ』愚の骨頂」と批判している。

   裁判は11月14日から始まる。これだけ強い意志を持った女性なら、いい女子アナになると思うがね。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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