2024年 4月 29日 (月)

株価2万円相場―週刊誌・株記事どれ信じる?「煽り派」「懐疑派」「関心ない派」

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「大塚家具」久美子社長続投!負けて意気盛ん勝久会長「これで終わる気はない」

   衆人環視の中の「父子ケンカ」と注目されていた大塚家具の株主総会が終わった。父親で創業者の大塚勝久氏(71)と長女の大塚久美子氏(47)は互いに記者会見を開き、雑誌にセクハラだパワハラだと中傷合戦を演じた。ビジュアル的には美人の久美子氏優勢だったが、勝久氏も負けてはいなかった。

   だが、27日(2015年3月)株主総会では、久美子氏ら10人を取締役とする会社提案が出席株主の6割の賛成を得て可決され、久美子氏の社長続投が事実上決まった。勝久氏は「敗戦」を覚悟していたのか、週刊文春「『娘への遺言』久美子よ、私は春日部へ帰る」の中でこう語っている。

<家族がこうしてバラバラになっている。妻が一番可哀想です。ご近所に恥ずかしいって言って、買い物にも出られない。だから毎日、私がスーパーで肉や野菜を買って帰るんです。(中略)実は近い将来、春日部に戻るつもりで、千百八十坪の土地を購入してあるんです。やはり最後は生まれた故郷に帰りたい。父と母、私と妻が作った会社はあの場所から生まれたんです>

   週刊文春によれば、勝久氏は子供たちの収入が異なることを気遣って、生活支援のためのスキームを作っているが、現在、久美子氏にもそこから金が支払われているという。さらに、久美子氏の住む都内の高級マンションの代金は9割を勝久氏の奥さんが負担しているそうだ。何のことはない、みんなして大塚家具に寄生しているのだ。

   勝久氏は議決権の19%を握る大株主である。総会前の取材に、今回負けたとしても「1度や2度で終わる気はない」と話していて、社長復帰をめざし今後も同様の株主提案を続ける可能性が高いという見方も一部にはある。だが、こうした醜悪な「家族の内輪もめ」は大塚家具の信用を大きく失墜させたことは間違いない。勝者は誰もいないということに、どちらも気がつくべきであろう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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