政治業者と化した国会議員 資産報告書のザル法ぶり、預貯金ゼロでやっていけるのか!
チリに突撃、週刊新潮の取材力
ところで、フランス東部、ブザンソンにある大学に留学中だった筑波大生・黒崎愛海(なるみ)さん(21)が行方不明になって5週間が過ぎた。
犯人は、彼女と交際していたチリ国籍のニコラス・セペダ・コントレラス(26)だといわれているが、チリに戻ったままで身柄は確保されていない。
そこで週刊新潮がニコラスの足取りを追ってチリのサンチャゴへ飛んだ。さすがである。自宅のあるマンションは超高級地帯にあり、この地区は「貴族」というそうだ。
父親は大手携帯電話会社の幹部で、母親はそこから約400キロ離れた市役所で働いていたが、昨年12月に突然退職したという。そして12月30日の午前11時頃、クルマで来た父親が、マンションに隠れていたニコラスを連れて行き、母親のいる街で家族と住んでいるといわれる。
行方不明になっている女子大生はほぼ死んでいる、ニコラスにかけられている嫌疑は単なる殺人ではなく、綿密に用意された「謀殺」である可能性が高いと、ブザンソンの捜査関係者が話している。
また、レンタカーの位置情報などの解析から、ブザンソン近郊の「ショーの森」を移動していることが判明していて、そこを捜索しているようだが、約2万ヘクタールもあり、すでに雪が積もり始めていて難航しているという。
ニコラスという人間は真面目で、父親も教育熱心だと、近所では評判らしい。2人の間で何があったのか。フランス側からチリに対して、ニコラスの身柄引き渡しを前提とした拘束は求められていないという。
こうした事件取材ものがほとんどの週刊誌から消えてしまったが、新聞、テレビとひと味違う週刊誌の事件記事をもっと読みたいものである。