2024年 4月 24日 (水)

<架空OL日記>(日本テレビ系)
バカリズムの女装に違和感なく、これでいいのかな?

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   バカリズムが2006年から3年ほど、ネット上にこっそり銀行勤めのOLのフリをして架空の日常を綴っていたブログ『架空升野日記』が原作。さらにドラマ化に際し、本人が脚本も書き、主演もこなすというバカリズムづくしの深夜ドラマである。

   主人公の私(バカリズム)は銀行に勤める一般職のOL。同期のマキちゃん(夏帆)、後輩のサエちゃん(佐藤玲)、先輩の小峰さま(臼田あさ美)や酒木さん(山田真歩)らとごく普通のOL生活を送っている。

   今回の第2話は、ある日、皆が嫌っている副支店長が眼鏡からコンタクトに突然変えたことについて、私はマキちゃん、サエちゃんらと悪口を言い合って盛り上がる。その後、3人はジムへ行くが、ストイックなマキちゃんだけは別メニューに励む。トレーニング後、マキちゃんから半身浴を勧められた私は、帰宅後に早速、半身浴を試してみることにする。

着ぐるみが女子に混じってる感じ

   ここ数年、脚本や出演でドラマ界で引っ張りだこのバカリズムだが、今回は、本人がそのまんまの姿でOLになりすまし、出演しているという〝違和感〟が最大のミソである。

   ただし、ことバカリズムに関しては、「40代の男性が女装をして、20代女子の中に混じっている」時に感じる違和感とはなにか違っていて、どちらかといえば「動物の着ぐるみが20代女子の中に混じっている」や「ゆるキャラが20代女子の中に混じっている」時に感じる違和感に近い。まったく〝きっつい〟感じがしないのだ。むしろ始まってまだ2回目だが、すでにとてもなじんでいると言ってもいい。

   しかし、「バカリズムが女装して出演」というのが本ドラマの大きな核の一つであるとするならば、そこに早くも視聴者が目新しさを感じなくなってしまっている状況は、制作サイド的には狙いが外れたかもしれない。

   違和感がなくなってしまうと、このドラマは、ただただOLのゆるっとした日常を見せ続けられているに等しいものがあり、途中からじわじわと「もしかして、この調子でまだ続くの?」という不安が募り始める。ただ、30分ドラマというコンパクトさが絶妙で、不安が致命的になる前にいつも流れるエンドロール。そして、このド深夜に夏帆や臼田あさ美らが見られるというのもちょっと癒しだし、ブログを模したエンドロールの映像もかわいいしで、結局、終わる頃には「ま、もうちょっと見続けてみようかな」という気分になってしまう。

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