2018年 9月 23日 (日)

広島市の警察署の金庫から8572万円が消えた怪! いったい誰が、どうやって?

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   広島市内の警察署内部の金庫から証拠品の現金8572万円が忽然と消えた事件。「外部の犯行と言うのはちょっと考えにくいですね」と元警視庁のベテラン捜査官を呆れさせているが、では一体誰が、どうやって盗んだのか?

   大竹真リポーターが現地を訪れこのナゾに迫った。

   盗難事件があったのは、広島市内にある広島県警では最大規模の広島中央署(署員360人)一階にある会計課の金庫。8日(2017年5月)午後8時ごろ、会計課の署員が金庫内を点検していて紛失に気付いた。

   盗まれた現金8572万円は、今年2月に摘発した詐欺事件の証拠品。本来、証拠品類は捜査を担当する課の金庫に保管されるが、金額が巨額でかさばるために容量の大きい会計課の金庫に保管されていたという。

   大竹リポーターが地元の広島テレビ報道部で警察担当の鶴紗也子記者に聞くと、「会計課には窓口があって一般人とのやり取りはこの窓口で行い、一般人が金庫のある部屋に入るのは不可能」という。

   しかも金庫の鍵は、ダイヤル式と差し込み式の2通りで施錠されている。普段から鍵は会計課長の机の引き出しに置かれており、発覚当時も引き出しの中にあった。会計課の署員は十数人おり、鍵の存在やダイヤルの数字を知っていたという。

警察内部の犯行の可能性高い

   そうなると犯人は会計課員に絞られてしまうが、警察の内部事情に詳しい元警視庁捜査一課理事官の大峯泰廣はこう指摘している。

   「大事な証拠品類は全国的に会計課もしくは会計係の金庫の中に保管しなさいとなっている。金庫に保管されていることは担当の会計課の係は知っているし、刑事課の方も証拠品や現金が会計課の金庫に保管されていることは十分知っていると思う。外部の犯行というのはちょっと考えにくい。金庫の鍵を入手できる人物が、警備体制の薄い夜間に犯行に及んだ可能性が高い」

   ただ、警察では、発見時に金庫の鍵は施錠されていたのか、金庫内の現金の保管状況、所内の防犯カメラの有無については一切明らかにしていない。

   そこでコメンテーターの宇野常寛(評論家)は「これはもう恥ずかしいとかでなくて、起きてしまったのでミスがあったことを認め、全部公開することがダメージコントロール的に正しい。広島県民の信頼を回復するための唯一の手段と思う」と吠えた。

   コメンテーターの菊池幸夫弁護士によると、もしこの事件が迷宮入りになり、金が発見できなかった場合、県警を管轄する広島県が詐欺事件の被害者に賠償することになるという。

文   モンブラン
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