2018年 9月 21日 (金)

両親の不仲に傷つく子どもたち・・・誰にも言えず体調崩したり自傷行為

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   DV(家庭内暴力)は子どもにどんな影響を与えるのか。「大人が気付いていないところで、心を傷つけているかもしれません。子どもは自分の気持ちを言葉にできないので、こんな形で現れます」と古野晶子アナが取り上げた。

   30年間子どもの心のケアを専門にしてきた臨床心理士の酒井道子さんはこう話す。「暴力や暴言がなくても、両親がすごい緊張関係にあることを、子どもは全部感じ取っています。そして、その場を和ませようと自分がピエロになって笑わせようとしたり、耳をふさいで黙っているのです。それでますます自分が傷ついてしまいます」

   両親がけんかするのは自分が悪いからではないかと考え、いい子になろうとして、甘えたい、遊びたいという気持ちも抑え込んでしまう。「それが溜まりに溜まると、身体の症状、攻撃的な行動、心の変調、自傷行為などになって現れます」(古野アナ)

   酒井さん「子どもは自分が気付かないうちに溜めこんでしまうんですね。気持ちが悪い、お腹が痛い、ボーっとして動けない。だから学校に行きたくないとなったりします。外ではイライラして、学校で暴れたり、万引をしたり、髪を抜く、爪を噛むなどの自傷行為となったりします」

   番組に登場した小学生女子(10歳)は暴力的な父親と離れて母親と二人で暮らしている。「何か言うとパパをもっと怒らせるから、気持ちをためてた。誰もいないときにクッションとか叩いたり・・・」

   では、周囲はどうしたらいいのか。

「気持ちを吐きだす相手を見つけましょう」と言われてもねえ

   井ノ原快彦キャスター「DVの親たちは自分のことでいっぱいでしょうから、子どもはどうしたらいいんですか」

   ここが一番肝心なところだが、酒井さんのコメントはなんとも拍子抜けする内容だった。「だれかに気持ちを吐きだすことです。信頼できるだれかを見つけて話を聞いてもらえば、気持ちは楽になります」

   古野アナ「学校にはスクールカウンセラーもいます」

   それができないから子どもたちは追い込まれているわけで、話し相手を見つけなさいでは答えになっていない。さすがにキャスターたちは突っ込んだ。有働由美子は「スクールカウンセラーにしろ、おばあちゃんにしろ、子どもになかなかジャッジできないのでは・・・」といい、柳澤秀夫は「子どもはこの時間にこの番組を見ているわけではないし、どうしたらいいんですか」と不満そうだ。

   しかし、酒井さんは「この人だったらという人に言ってみる。お腹が痛くなったら病院へ行きますよね、そこでお医者さんに家でのことを話すことでもいいんです」と要領を得ない。

   柳澤「子どもはそこが言えないんじゃないかなあ」

   ゲストの堀ちえみ(タレント)「親をかばっちゃうとかありますよね」

   けさ5日(2017年6月)は国会中継のため9時55分までの放送で、ここで時間切れになってしまった。井ノ原はこの問題を取材した吉田修ディレクターに「取材続けてくださいね」とダメ押しし、有働も「これからも続けてまいります」とカバーするしかなかった。なかなか気付きにくいテーマを取り上げた意欲は買うが、絞り込みが甘く、何をだれに訴えたかったのかはっきりしなかったのは残念だ。

カズキ

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