2024年 4月 19日 (金)

日本のテレビ局とこんなに違う!予算も時間もたっぷりアメリカの番組制作現場

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   「働き方改革」とやらで、放送業界でも業務形態がわずかながら改善されつつあります。たとえば、20時以降の会議は禁止。この時間帯に始まる会議はエンドレスを意味します。たいてい終わりは24時ころとなり、終電を気にするスタッフもいて議論も散漫になりがちです。

   深夜帯に及ぶ会議を禁止する会社も出てきました。22時までに絶対に終わらせることというお達しがあったそうです。始業時間と就業時間を明確に定めた会社やスタッフの数を倍増させた会社もあります。

   とはいえ、これで問題が解決しているとは到底思えません。限られた予算、限られた時間内で納品するにはどうしたらいいか。結局は全員野球で片っ端からやっつけていくしかありません。

   現在、テレビ業界で働く制作者の約8割はこうした働き方をしているでしょう。あとの2割は、上質なドキュメンタリー作品を手掛けている、ひたすら動物を追いかけている、上質なドラマを撮っているといったベテランディレクターです。

普通の1時間番組が制作費1億円

   アメリカのテレビ業界で働いたことがあるADは驚きと落胆の表情で言うのです。「ほんと体壊すし、日本の働き方は恐ろしいわ」。日本では番組の掛け持ちは当たり前ですが、アメリカではそんなことはないようです。それだけのお給金がいただけるからですね。基本的に勤務時間は10時から17時まで。みんなさっさと帰宅し、自分の時間を有意義に使います。

   また、1時間番組の予算の多くが1億円だそうです。視聴者からすれば、毎日NHKスペシャルを見ているようなものです。番組販売力がなせるワザですね。彼とは90分の番組を制作中でして、これを3週間程度で編集を仕上げろと言われています。日本では時間をかけている方ですが、アメリカではこの程度の番組になると、半年で仕上げるのが一般的だそうです。

   働き方改革がむなしく聞こえる、あまりの格差です。

モジョっこ

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