2024年 5月 5日 (日)

暗い時代の予兆か、座間・頭部切断事件 締め切りに間に合わなかった週刊誌が生きる道

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習近平への危うい権力集中

   最後に現代・近藤編集次長による中国情勢の分析。10月24日に第19回共産党大会が閉幕した。

   話題は、今後5年間、中国を率いる「トップ7」の顔ぶれである。60代のイエスマンばかりを集め、習近平主席は、死ぬまでこの座を離さないと、国内外に知らしめたといわれている。

   それに「ミスター・ギロチン」と畏れられた王岐山を「定年退職」させてしまった。これは、周恩来を終生切らなかった毛沢東と比べると、「度量も権謀術数も習近平は持ち合わせていない」(近藤)ということのようだ。

   それほど習近平一人に権力を集中した中国は、長期的に見ると危ういと近藤次長は見る。

   「習近平総書記は、スーパーマンではない。習近平書記がカゼを引いたら、すべてがストップするような国に中国がなるのだとしたら、習総書記が目指す『2049年(建国100周年)に世界一の強国になる夢』は、邯鄲の夢に終わるだろう」

   今の日本に求められるのは、アジアの国と連携を深め、アメリカ、中国、ロシアの三大国と等距離を保っていくことだと思う。

   アメリカに従属している安倍首相では、その舵取りはできまい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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