2018年 11月 15日 (木)

酒席のけんか増幅したテレビメディア コメンテーターの調達に四苦八苦
〈日馬富士暴行事件報道〉(各局)

印刷
 

   オーバーの上から背中を掻くようなもどかしさの中で、各局がスポーツジャーナリストや大相撲アナウンサーのお古や、四苦八苦してコメンテーターを調達している。ついに、「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日)では、かつて息子と色々曰くのあった先代貴ノ花親方の元夫人・藤田紀子を引っ張り出してきた。今は女優だそうだ。
   映画監督の井筒和幸や脳科学者の中野信子らに混じって、藤田紀子の偉そうな喋り方。色々と今度の事件で批判されている貴乃花親方の擁護発言をする。「親方はなれ合いを厳しく禁止するために、モンゴル力士だけの飲み会には行かせなかったはず。高校の先輩後輩の会だったので貴ノ岩の出席を許可したのだろう」とか。
   藤田紀子は貴乃花親方の母親だが、先代貴ノ花親方夫人であった時に別の男と不倫して、出て行った女。終わりの方で、カメラ目線で「親方とは12年も会っておりません」と涙目でいう。公共の電波を使って、別れた息子とのコミュニケーション取りなのか。出席させるテレビ局もどうかと思うが、横綱日馬富士のぶん殴り事件に便乗して、顔を晒しに来る元母親の厚顔さには驚きである。
   たかが、脳味噌筋肉の肉体派の大男たちが、酒の席で喧嘩しただけの事件であるのに、かくも大騒動になってしまったのは、理事長選の遺恨だけではなく、総じて体育会系人間の集団に、考えの足りないテレビメディアが視聴率のために食いついた結果ともいえる。
(放送2017年11月20日)

(黄蘭)

採点:0

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中