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テレ東「池の水ぜんぶ抜く」プロデューサーが仕掛ける「真夜中にワイドショー」
週刊現代がテレビの凋落の真実という大特集をやっている。本業ではじり貧のフジテレビだが、グループ全体では、所有するビルや高級マンション、老人ホームのほかに都市開発事業にも進出していて、17年3月期には会社全体の約半分の利益を上げているという。本業のテレビの稼ぎは全体の利益の4分の1程度しかないそうだ。
同じように、TBSも不動産と輸入生活雑貨や通販会社が経営を支えていると分析している。メディアではなく、不動産業にシフトしているようだが、本業だけでやっている日本テレビやテレビ朝日は、最近の顕著なテレビ離れで今後の経営は厳しくなるのではないかと、週刊現代は指摘している。
さらに、追い打ちをかけるように、動画配信会社のNetFlixやアマゾン・プライム・ビデオが視聴者を大幅に増やしている。ディズニーも21世紀フォックスの大半を買収し、今後は動画配信に力を入れるという。
PRTIMESによると、「年末年始に最も動画コンテンツを視聴したのはテレビで、スマホを上回る」というが、「2017年9月度調査において、最も長時間動画コンテンツ(テレビ番組を含む)を視聴したデバイスは『スマートフォン』(29.8%)で、『テレビ』(28.1%)だった」という。テレビにはますます苦しい時代が続くようだ。
週刊現代によると、テレビ東京の「池の水ぜんぶ抜く」という番組が人気を集めているという。私は見たことがないが、池の水をぜんぶ抜いたら何が出てくるのか。すこぶる単純だが、奇抜な発想である。その番組を作った伊藤隆行プロデューサーがこう語っている。
テレビをみんなが見たのは、「現実世界より面白いものを提供してきたから」で、この番組が受けたのは、「こちらも何が起こるか予想できない状態だったからこそ、視聴者に『リアルさ』が伝わったのかも知れません」
彼は、夜中の3時に目が覚めてしまう高齢者向けに、その時間帯にワイドショーをやってもいいのではないかといっている。これだよ! 「11PM」がそうだった。あの時代は、あんな時間に見る奴はいない、そう思われていた。私はいまだに宵っ張りの朝寝坊だが、早起きして困る高齢者は多い。早朝から、ちょっとエロいニュース&バラエティ番組を作ったら受けると思う。
週刊誌も昔は面白かったのだ。面白いものが何もない週刊誌など週刊誌とはいえない。週刊誌発の面白いこと、それをいま死ぬほど考えるときだ。