2024年 5月 6日 (月)

週刊新潮の新聞広告『昭和天皇』を黒塗り!社内規定に引かかったピンク映画がらみ

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

裁量労働だけじゃない厚労省のデータねつ造―受動喫煙のニコチン濃度もあり得ない数字

   安倍首相が何としてでも成立させたかった「働き方改革関連法案」に盛り込む予定の裁量労働制の対象拡大について、「全面削除する」と1日の予算委員会で表明した。

   安倍が追い込まれたのは、厚生労働省が出したデータがあまりにも杜撰なためだったが、厚労省は「捏造中毒」で受動喫煙データもインチキだと、週刊新潮が告発している。厚労省は「禁煙原理主義」で、東京五輪へ向けて室内全面禁煙を実現しようとしているそうだ。間もなく提出される法案では、客席面積が100平方メートル以下の既存店は例外的に喫煙を認めるという、厚労省としては不満足な内容だ。

   全面禁煙を目指す厚労省は受動喫煙についての啓蒙をHPでやっているのだが、たばこの害を強調するために、空気中のニコチン濃度を「あり得ないもの」(厚労省関係者)にしているというのである。<「同一条件下(中略)で室内のニコチン濃度を測定したところ、紙巻きたばこ(1平方メートル当たり1000~2420マイクログラム)に比べ、加熱式たばこ(同26~257マイクログラム)」>

   週刊新潮によれば、これほどの数値は存在しえないという。WHOの外部組織で、権威のある国際がん研究機関(IARC)がまとめたものでは、<さまざまな室内環境での空気中のニコチン濃度は「同0・3~30マイクログラム」となっている>(週刊新潮)

   1000~2420という数値は、<「窓を閉め切った4畳半ほどのとても狭い空間に10人の喫煙者を詰め込み、一斉にたばこを吸ってもらいでもしないと出てこないでしょう」(秋山幸雄・元産業医科大学准教授)>

   厚労省の担当部署である健康局健康課に週刊新潮が問い合わせたところ、「それどころではない」といわれ、質問内容をFAXで送ると、「(FAXが)席から遠いので」と回答してこなかったという。上からの要求にはデータを捏造してでも出すくせに、メディアの取材には応じない。こんな役所にわれわれの生存権を任せておいていいのだろうか。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中