2024年 5月 6日 (月)

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伊調馨が内閣府に訴えた栄和人監督の陰湿パワハラ!コーチと練習場取り上げ

   平昌オリンピックで史上最多のメダル13個を獲ったメダリストたちが帰国してきた。彼らの地元では大掛かりな歓迎行事が行われ、さぞ、盛り上がっていることだろうが、なかには、スピードスケートの団体パシュートで金メダルを獲った菊池彩花(30)のように、親の問題で村八分にされかねないという気の毒な話もあると、週刊新潮が報じている。

   彼女の村は長野県南相木村という、甲武信ヶ岳の麓に位置する人口1000人ほどの村で、近い将来、消滅の危機が指摘されているそうだ。そうした小さな村で、菊池と2人の妹が五輪に出場したのだから、奇跡の村といってもいいのに、村人一丸となって応援したかというと、そうではないようだ。

   中島則保村長は功労賞や村民栄誉賞みたいなものを考えていると話すが、村民の一人は、内心とは違うといっている。それは、前の村長が菊池の父親で、その父親は、同じ学校の後輩で、役場で働いていた中島を社会福祉協議会へ飛ばしたというのである。中島はその後、職場を辞めて2015年に村長選に立候補して、菊池の父親に勝利したため、いまだに犬猿の仲だというのだ。

   そんな大人同士のいがみ合いの犠牲になるとしたら、菊池は何のために頑張ったのだろうと思うことであろう。

   五輪の金メダリストといえば、女子レスリングで史上初の五輪4連覇を成し遂げ、国民栄誉賞を授与された伊調馨(33)が、恩師・栄和人強化本部長(57)から「陰湿なパワハラ」を受けていたことを内閣府の公益認定等委員会に告発していたと、週刊文春が報じて大騒ぎになっている。

   告発理由は3つある。一つは伊調が師事するコーチに対する不当な圧力。二つ目は伊調の男子合宿への参加禁止。三つ目は伊調がリオ五輪まで練習拠点としていた警視庁レスリングクラブへの出禁処分だ。伊調は東京五輪へ向けて練習しなければいけないのに、練習する場を奪い取っているのは、「明らかに伊調馨のオリンピック五連覇を阻止するという策動」だという記述がある。

   国民栄誉賞受賞者を、いくら憎み合っても、恩師が邪魔できるのだろうか。栄はスキンヘッドがトレードマークで、これまで吉田沙保里をはじめ6人の金メダリストを輩出している名コーチである。だが、レスリング協会で絶大な影響力を持った栄は、10年ごろから伊調への嫌がらせを始めたそうだ。

   五輪2連覇した後、09年に伊調は栄の許を離れる決心をし、東京の1Kのアパートで独り暮らしをしながら、男子選手たちと練習をするようになる。栄は男子と練習することに批判的で、その上、コーチとしての自分が否定されたと思ったのであろう。

   第二の恩師は田名部力(46)というアテネ五輪で銅メダルを獲得した人間。伊調に組手などの技術をイチから教え込んだという。栄は田名部に、今後は伊調のコーチをするなといい放ったそうだ。4連覇後に伊調は警視庁レスリング部への出入りを禁じられ、田名部も警視庁のコーチを外されてしまったのである。

   伊調は週刊文春のインタビューに答えて、<「田名部コーチがああいう状況なので、また(誰かに)ご迷惑をかけるんじゃないかと思ってしまいます。それに現役を続けるとなると、栄体制の元でやるしかないので、また色んなことを我慢しながらやっていくとなると......。朝練とか午後練も練習環境がしっかり整わないと、なかなか腹をくくれない部分があります」>

   週刊文春の直撃に、栄は「東京五輪に出たければ出ればいいだけの話」「なんで俺が一選手に悩まされなきゃいけないのか」と嘯いている。

   伊調の方も、「そういう体制は変えていきたいですよね。だから(試合で)勝つしかないというか......、栄監督に勝つには。(内閣府の告発状について)聞き取り調査があれば受けようと思います。そこで真実をお話しできれば」と、決意は固い。

   コーチの中には、コーチした選手が活躍すると、自分も同じように偉くなったと錯覚する人間がいる。この栄というのはその典型なのであろう。ここまで決意して出した告発状を、内閣府は無視し続けているというが、これだけの選手の選手生命を賭けた一途なものを取り上げなければ、国民が許さないはずだ。

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