ちょっとお先走りだけど・・・大谷翔平「ベーブ・ルース再来説」のこれだけの根拠
世界の孤児から一転!国際政治の表舞台に躍り出た金正恩の次の仕掛けは朝ロ首脳会談
北朝鮮の金正恩委員長が中国を電撃訪問したが、その意図がな辺にあるのか、取り沙汰されている。週刊現代で近藤大介編集次長が、金正恩が習近平主席と会って弱音を漏らしたとレポートしている。中国が独自にしている経済制裁を解除してほしい、トランプ大統領を説得して国連の経済制裁も解除してほしい、来月から種まきの時節なので化学肥料の援助をしてほしいと弱音を吐き、懇願したのではないかと推測している。
近藤氏は、金正恩がこれから画策しているのはプーチン・ロシア大統領との早期の首脳会談だという。習近平とプーチンを後ろ盾にしてトランプと会談しようというのは、金正恩の弱音からか、それとも別の思惑があるのか。じっくり見極める必要があること、いうまでもない。
金正恩が習近平の話すことをメモしている映像が流れたが、これは北朝鮮では流れなかった。いったい何をメモしていたのだろう。<「トランプ米大統領と会談したことのある習が、米朝首脳会談における注意点を指南した可能性がある。ビジネスマンであるトランプの口八丁手八丁の交渉術に騙されるな、と」(日朝外交筋)>(週刊文春)
どちらにしても、世界の孤児、嫌われ者と思われていた金正恩が、習近平を相手に互角に話をし、時折見せるはにかんだような笑顔が意外にかわいい奴じゃないか、という印象を世界にアピールした外交術は、並々ならぬものがある。
ニューズウイーク日本版は、金正恩は<中国の国家主席と対等に会談できる立場にあると感じられるまで6年間、訪問を控えてきた>と見ている。さらに、<金は人気取りも巧みな指導者だ。国内の視察や訪中の際に夫人の李雪主を伴なって現れる。そんな北の指導者は、金が初めてだ。2月の平昌冬季五輪では、金王朝の一員として初めて訪韓した妹の金与正がアイドル並みの注目を集めた>
そうした手腕を駆使しながら、金は米中の利害対立を巧みに利用し、<米中対立が先鋭化すれば、両国は北朝鮮を味方に付けようとするかもしれない。そうなれば、非核化はおのずと後回しになる>と見ている。
何もできず、ただ手をこまねいている安倍首相とは大きな違いである。国内だけではなく、国際的にも評価が下落している安倍政権をこのまま続けては、取り返しのつかないことになる。