2024年 4月 27日 (土)

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大金持ち麻生財務相のみみっちい話―1000万円ケチって病院施設の敷地を市から無償借り受け

   週刊ポストから2本。麻生太郎財務相のお話。福岡県で、スーパーやガソリンスタンド、病院などを持つ「株式会社麻生」の大株主で、県への影響力も絶大だということはよく知られている。飯塚市に建っている「子ども発達支援センター」もグループの一つだそうだが、その土地には麻生グループの病院が建ち、支援センターも併設しているそうだ。

   市との協定で、その敷地を7年間無償で借りている。その後、時価で買い取る契約を結んだそうだが、今年3月に土地の買取期限が来ると、病院の敷地は買い取ったものの、支援センターの敷地、時価1000万円をさらに5年間、無償貸与を延長するよう市に要求したそうだ。

   わずか1000万円が麻生グループに払えないわけがないだろうと、野党議員が騒ぎ、市議会でも質問しているが、市のほうはそれを認めると答えて、物議をかもしている。週刊ポストによれば、森友学園と同じ構図だというが、何ともみみっちい話ではある。

   受刑者が出所した後、娑婆に出て困るのは就職先である。前科者として冷たい目で見られ、働くところもなく、また犯罪を起こして刑務所に舞い戻る人間も多い。そのために刑務所は高齢化が進み、認知症にならないための対策にも力を入れているそうである。

   そこで、出所者の社会復帰を支援するための「刑務所専門の求人誌」が今春創刊されたという。その名も「Chance!!」。全国の刑務所や少年院などに合計800部が配布された。

   求人の多くは中小、零細企業だが、社員400人を超える外食産業もある。給与体系も一般と同じで、月給60万円の職場もあるそうだ。募集要項には「採用できない罪状」というのがあり、殺人、強盗、強姦、覚せい剤などはNGだそうだ。

   この雑誌の創刊目的は、前科のある人間はなかなか就職が難しいので、それならば最初からオープンにしてしまおうというものだ。福利厚生の充実ぶりをアピールしている拓実建設の柿島拓也社長は、「うちにいるメンバーも最初苦労しますが、仕事にやりがいを感じてくれば、人並み以上に頑張ってくれる面もあります」と話している。

   こういう取り組みがますます広がることを期待したい。どうかね、人材派遣大手のパソナもこういう人たちへ手を差し伸べては。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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