2024年 4月 27日 (土)

「週刊現代記者」惜しくも逃したドン・ファン野崎スクープ!「明日会いに行く」と電話した夜に怪死

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「米朝首脳会談」世界で一番わかりやすい金正恩のホンネ解説「マック平壌店でハンバーガー食べたい」

   12日に米朝首脳会談が行われる。何だったのか、ここまでのゴタゴタは。ニューズウイーク日本版によると、この原因は至極単純で、<要するにトランプは準備ができていなかったのだ>。つまり、<大統領就任後から1年半、自分が偉大で史上最高の大統領だとアピールし続けていたら、リスクは高まりプレッシャーは増す。トランプは自分が準備不足だという現実に気付いて息苦しくなったのだろう>というのである。

   実にわかりやすく、納得できる。では、金正恩のほうはなぜアメリカとの会談をやりたがるのだろう。外交評論家の宮崎正弘が自分のメルマガ「国際ニュース・早読み」(6月4日)でこう書いている。

   <ワシントンポスト紙(6月3日)が真面目に伝えたのだ。米朝交渉の一歩前進をシンボライズするのは、金正恩が、北朝鮮国内にマックのチェーン店開店を急がせることではないか。

   ソ連崩壊直後、マックがモスクワに店開きしたときに数千の市民が行列をつくった。それも極寒の雪の日だった。北京でも第一号マック開店日は、数千の列ができた。

   マックは現在、世界120ヶ国、店舗数は37000を超える。金正恩が父親の金正日に連れられて北京へ行ったのはまだ子供の時だった。マックを試食したらしい。それで「いずれ平壌にも、マックのフランチャイズ展開」を潜在的に意識するようになったのではないか。

   「フリードマン理論」という原則があるそうな。ニューヨークタイムズのコラムニスト、トーマス・フリードマンが1996年に言い出したことで、「紛争の当事国の双方がマックを開店させると、爾来、戦争が起きていない」

<

   フリードマンは実例として、1989年のパナマ、91年のインド・パキスタン、2006年のイスラエル・レバノン、2008年のロシアとグルジア、2014年のウクライナをあげている。偶然の一致でしかないが、これをジョークのようにコラム化する筆力も見上げたものだろう>

   そうか、金正恩は、マックの平壌1号店でハンバーガーをいの一番に食べたいがために、米朝正常化を急いでいるのか。これも実にわかりやすい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中