2018年 10月 21日 (日)

「新潮45」首縊りの足引っ張った小川榮太郎という幇間・・・著書は安倍首相政治団体がまとめ買い

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    新潮45が掲載した杉田水脈議員のLGBT差別文書に大きな批判が巻き起こり、10月号で組んだ杉田擁護特集が火に油を注ぐ結果となって、敢え無く新潮45は実質廃刊となってしまった。なかでも、"便所の落書き"とまで酷評された小川榮太郎氏の駄文が、首縊りの足を引っ張ったことは間違いない。

   他社の週刊誌はこの問題に口をつぐんでいるが、週刊文春は小川氏にインタビューし、この男の正体を暴いている。文芸評論家だという彼は、冒頭こう吠えている。<「私の文章の責任を、新潮社が取る必要はありません。社会的な糾弾に値するなら、私を糾弾すればいい。(中略)そもそも文学とは人を傷つけるかもしれないし、自分も傷つくかもしれない、そういう瀬戸際でやるものなんだからさ」>

   あのお粗末な文章を文学という神経には苦笑を禁じ得ないが、この人物、保守系雑誌の正論やHanadaの常連執筆者で、安倍首相ベッタリの安倍応援団というより、安倍の幇間である。

   論壇デビューは2012年8月。幻冬舎から「約束の日 安倍晋三試論」を出したのである。その直後の9月に安倍は返り咲いたのだから、機を見るに敏な人間ではあるようだ。

   この本を出版した見城徹社長が、「当時、私は彼の存在を知らなかったのですが、安倍さんからの電話で、『小川氏が出版を希望している。読んでくれないか』と頼まれたのです」と話しているように、ハナから安倍ヨイショ本であり、9万部以上売れたというが、実質は安倍のお買い上げ本だったのである。

   それが証拠に、安倍の政治団体「晋和会」と自民党山口県第四選挙区支部が、「約束の日」を4380部、同書の定価で割り切れるものを含めると約5500冊を購入していたと、ジャーナリストの三宅勝久氏が証言している。

   さらに、モリ・カケ問題でも小川は安倍を擁護し、昨年10月に「徹底検証『森友・加計事件』朝日新聞による戦後最大級の犯罪報道」(月刊Hanada双書)を出しているのだ。この本は、今年4月に開かれた自民党本部主催の議員研修会で、約800人の地方議員に配られたそうだ。

   これ以上書くのはやめておくが、こんな安倍のスピーチライターのような人間を安倍は「切れ味鋭い」と絶賛してきたというのだから、何をかいわんやである。

凶悪犯「樋田淳也」再犯前に逮捕で首つながった大阪府警本部長

   富田林署から脱走した樋田淳也容疑者(30)が9月29日、山口県周南市の道の駅「ソレーネ周南」で、万引きの現行犯としてようやく逮捕された。逃亡生活は48日間にもなった。

   早速、大阪府警の広田幸一本部長は記者会見で頭を下げたが、樋田に翻弄され、「ソレーネ」の万引きGメンがパンやとんかつ、餅などをズボンに入れて出ていった不審な人間に気づかなければ、まだ樋田の能天気な逃亡生活は続いていたのである。

   何しろ、坊主頭で日に焼け、「只今、自転車にて日本縦断中!」と書いたプラカードを持ち、日本一周をしていた44歳の男と一緒だったのだから、誰も逃亡犯とは思わなかったのも無理はない。

   道の駅のトイレと水を使い、万引きをしてツーリングをしていた樋田は、「もはや。俺を見つけることなどできはしまい」と嘯いていたのではないかと、週刊新潮は書いている。この男、バイクを盗んだだけでなく、強盗致傷、強制性交などの凶悪犯である。ツーリストを装って、餌食になる女性を物色していたかもしれないのだ。

   週刊現代は日曜日に樋田が逮捕されると想像していなかったのだろう、月曜日発売で「そろそろ大阪府警の本部長のクビが飛ぶ」と報じてしまったが、樋田が事件を起こしていたら、間違いなく広田本部長のクビは飛んでいただろう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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