2024年 4月 27日 (土)

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東大病院で医療過誤?心臓手術後に患者死亡――危険な兆候を見落としたと内部告発

   東大病院で心臓手術の死亡事故が発生していたと、週刊ポストが報じている。昨年9月(2018年)、心臓が肥大化し血液を適切に送れなくなった拡張型心筋症と僧房弁閉鎖不全症を患っていた40代の男性に、足の付け根から心臓までカテーテルを挿入して、左心房と左心室の間にある僧房弁の先端をクリップでつなぎ合わせ、血液の逆流を減らす「マイトラクリップ手術」を施した。

   この手術をしたのは循環器内科のK医師だったが、手術から16日後に患者は亡くなってしまった。その後、これが不適切な医療行為だったという内部告発状が出回ったのである。内情を知る循環器内科の現役医師B氏によると、<「A氏の一件は、手術中に医療ミスが発生し、かつその点を見落として患者を死に至らしめた可能性が高い。カルテにもその形跡が示してあります」>というのだ。

   カルテには「日中にも血痰あり」と書いてある。<「血痰は肺が突き破られたことを指す重大なサインです。直後のCTで胸膜腔に血が溜まる血気胸が確認されました。

   本来なら血気胸を発見した時に補助心臓をつけて外科手術を施すべきでしたが、そうした処置はなされなかった」(B医師)>

   さらに不可解なのは、患者の死後、東大病院が作成した死亡診断書には、死因は「病死及び自然死」というところにチエックが付けられていたというのだ。医療過誤を隠したのではないかといわれても致し方がない。

   東大病院側はこの告発を否定しているが、これまでも、その後に病院側が認めて謝るということが何度もあった。今回はどうか。読む限りは、告発した側のいい分が正しいと思える。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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